結婚には、地球上から未知の惑星へ飛んでいくくらいの覚悟
私が結婚した相手は外国人でしたから、結婚という判断は「清水の舞台から飛び降りる」よりもさらに高い「ナイアガラの滝へ飛び降りる」くらいの覚悟、いや「地球上から未知の惑星へ飛んでいく」くらいの覚悟があったと思います。
なんて大げさなことを言っていますが、ほんと今考えても結婚して頂けただけもありがたい話ですけどね。
日本で婚活に苦しめられていたときは、出会う相手ごとに『ドラゴンボール』に出てくるスカウター(相手の戦闘力を計るハイテク眼鏡みたいなやつ)を、無意識に装備して「年収」やら「職種」やら「趣味」やらやらやらを瞬時に観察しては「なし!」と勝手に根拠のない結論をだしていました。
まだ付き合ってもない段階で一方的に判断して、結局彼氏もできないまま自爆していったのでした。
そういうのはもううんざり。こんな事やっていたら一生一人で終わるわ、と現実を見直した私は、アムールの街パリで一からやり直そうと決意したわけです。
スカウターなんかぶっ壊して、「結婚」という呪縛をほどいてくれる海外、そしてパリで、 経験が少ない「恋愛」を一からやり直す。
そう決めた私は第六感のような「感覚」で好きになった人とどっぷり恋愛しようと思っていました。