フランス人彼に甘えると危ない「落とし穴」
今日は結論から言ってしまいましょう。
もしもフランス人の彼氏や旦那をもつことになった場合「金銭的な依存や甘え」は一切通用しないということです。
日本でも「結婚したら旦那さんに養ってもらう」という定説は現実的に壊れ始めていますが、それをフランス人の男に期待したり求めるのは離婚へのまっしぐら間違いなしと言ってしまいたい。
そもそも、この国での給料は日本人のと比べると圧倒的に少ない、というのは以前の記事からも分かるとおり、ともかくカップルは共働きしないと生活ができないほど低収入の人が多いというのが理由の一つ。
そのおかげもあって(?)、女性は結婚しようとしまいと仕事をしている人がほとんどで現代のフランスでは「主婦」という人はほとんど見かけません。妊娠、出産しても授乳を止める薬を飲んでまで仕事に復帰する人もいます。
ところが、十分な収入がありそうなお金持ち夫婦でも完全折半はめずらしくないようです。
みなさんもご存知、元アナウンサーでフランス人と結婚されたあの日本人女性も、旦那さんとの生活費は折半という話はなぜか在仏日本人の誰もが知っている噂話。
ともかく、このフランスという国では「夫婦で折半」が当たり前なのです。
なのに、フランス人とお付き合いして、結婚を考える日本人女性で「結婚したらこのフランス人男性に養ってもらおう」と思っている人が少なくありません。
というのも、ネットの掲示板で「フランス人旦那、彼氏の悩み」の相談ネタの多くはこういうお金の話だったするからです。
とはいえフランスで日本人が仕事を探すのは簡単ではありません。
英語もほとんど通じずフランス語を話せないと日常生活に支障をきたすこの国で、日本からやってきた私達日本人はただの移民、仕事を探すのはなかなか難しいのは私も身に染みて実感しています。
でも、それに甘えて仕事をせずに旦那さんに養ってもらおうというスタンスでいると、よっぽど理解とお金のある旦那さんでない限り「フランス人旦那にあきられて離婚」というリアルが待ちうけているのです。
これは言い過ぎでなくて、本当にこれが理由で離婚されている人が多いこと!
「結婚」をしたいから外国で相手を探すというのは個人の自由、でもその「結婚」のイメージや常識を「日本の結婚」の頭のまま、外国人の相手と一緒になった場合かなりのギャップが現れて「お互いにこんなはずじゃなかった!」ということになってしまうんですね。
「郷に入っては郷に従え」この言葉を肝に銘じて世界で婚活することをおすすめします。
Text/中村綾花
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プロフィール
中村綾花
ラブジャーナリスト/ライター。
1980 年福岡県生まれ。県立長崎シーボルト大学(現・長崎県立大学シーボルト校)国際情報学部情報メディア学科卒。
テレビ番組制作会社でAD として勤務するも仕事に疲れ果て、ニューヨークに1年間逃亡&遊学。帰国後は20 ~ 30 代サラリーマン向けフリーペーパー& ウェブサイト『R25』(リクルート)で執筆や編集を務める傍ら、男女がもっと分かり合える場を作る「男の子の会」を主宰しNHK ニュースで全国放送される。しかし、そこに映る自分の姿に絶句し、2010 年に「世界婚活」プロジェクトを立ち上げ、世界各国の恋愛・結婚事情を取材して回りながら婚活も行うラブジャーナリストとして活動開始。
2012 年、世界婚活中に出会ったフランス人と結婚し、現在はパリにてLOVEを調査中。日仏カップルや、現地のフランス人・日本人にインタビューをする日々。
website:[世界婚活]
twitter:@ayakahan
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