甘え下手な女性のキラーワード

甘え下手な女性が、男心に刺さる甘え方をしようと思っても、なかなか上手にできないはず。できるようであればとっくに甘え下手を卒業しているでしょうから。で、あるならば! その旨、先に事前告知いたしましょう。キラーワードは以下の通りです。

「私ね、本当は甘えたいんだけど、上手に甘えられない性格なの」

ミカコちゃん自身、このキラーワードに幾度となく助けられてきました。ミカコちゃんの場合は、「4人きょうだいの長女なため甘えられない」という鉄板の事実があるので、より言いやすいのですが、兄弟姉妹がおらずともノープロブレム。甘え下手な理由を事細かに語る必要はないので。

甘えたいのに甘えられない不器用さは、必ずや男心に刺さります。これまで歴代の彼氏には甘えられなかったのだなと、自然に想像力が働き、「俺はこれまでの彼氏とは違うぜ!」「甘えられないオンナを甘えさせる器の広さがあるぜ!」と、闘争心に火がつくでしょう。そして、「俺には遠慮せず甘えて」という言葉を引き出せます。

まずはわかりやすく甘えよう

ポイントはここからです。「遠慮せず甘えて」に対して一発目は、わかりやすい甘え方が良いでしょう。「ありがとう!」と礼を述べ、男性の肩に頭をのせる……この程度で充分わかりやすいかと。仕事の弱音を吐いたり、IKEAで買った家具の組み立てを依頼したりするよりも、うんと男心に刺さります。なぜなら男性側が消耗する労力がほぼゼロだから。

仕事の弱音を聞くことや、家具の組み立てには多少なりとも労力が伴います。対して頭を肩に乗せられるのは、労力ほぼゼロ。「この程度も甘えられなかったのか、これまでの彼氏には……」と、貴女サマへの愛おしさが強まること間違いなしです。

甘え下手をこじらせ過ぎて、頭を肩に乗せることすらハードルが高いという人は! まずは自分で自分を甘やかすことから慣れていきましょう。自分自身に甘えられない人が、他者に甘えられるはずもないので。

例えばガマンしている甘いものを解禁したり。寝る前のヨガストレッチをたまにはサボッたり。節約も大事ですが、たまには自炊じゃなくウーバーイーツを呼んだり、ウーバーに罪悪感が沸くならせめてコンビニ弁当にするとか。

そうやってある程度、自分で自分を甘やかすことに慣れてきたタイミングで、キラーワード「私ね、本当は甘えたいんだけど、上手に甘えられない性格なの」からのぉー、肩に頭乗せでキマリ! 

Text/菊池美佳子