ハリウッドから不倫ブームがくる!?

―アメリカで『愛人』というドラマが流行っていると聞いたんですけど、日本と同じくらい不倫がブームというかそういう流行はあるんでしょうか?

ノエル:仰るとおり、アメリカで『愛人(Mistresses)』というドラマは大人気で、なんでこのようなドラマが人気かというと、『デスパレイトな妻たちへ』がやっぱり大ヒットだったからなんですよね。
あまり幸せではない妻という像が10年ぐらい前から始まったわけですが、ハリウッド映画でも不倫や浮気という内容はヒットするんですよね。

『タイタニック』だって考えてみれば、婚約者を船の上で裏切っている女性の話ですし、『マディソン郡の橋』だって写真家と不倫する女性の話だったり持論なんですが、SEXに不満だったり、不倫願望があったりする欲求が世にはあるけど今の生活に満足していないから、こういう物を見て疑似体験しているのではないかと思っています。

 ハリウッドが若い男の子と付き合うというトレンドを作ったように、常に流行を作っているというのも事実です。
例えば、キャメロン・ディアスやデミー・ムーアなど若い男性と付き合っていますよね。
そういう風に皆さんの願望に火がついて、それが不倫ブームにつながっているんだと思いますし、これからそういう動きがより出てくるかとは思いますね。

―ちなみにアメリカでは宗教的な問題で、こんなに不倫推奨サイトが流行ったらバッシングもあると思うのですが、どうなのでしょうか?

ノエル:仰る通り、アメリカは宗教的な土壌がある一方で、みんな浮気しまくっていて、賛成派と反対派が二極化して、議論も起こっているんですよね。
その議論の中で、なんでビル・クリントンが立場を揺らがせてまで、若い子と不倫したのかとか、なんでタイガー・ウッズがあんな美人な妻がいるのに浮気しているのかとかが話題にされていたりするんですよね。

 ただ、僕がもっとびっくりしたのは、日本の方なんですよね。
議論どころか、風俗産業が栄えているのに誰も口にしないということが、僕としては非常に不思議な現象で、ここで問うべきはなんでみんなダンマリなのか、社会としてこういう状況は健全なのか、またはこれでいいのか、という議論があってもいいと思うんですけどね。

 まあ、日本で不倫問題について議論を巻き起こそうとしていくのは僕ぐらいしかいないかもしれないけど(笑)。

―正しいか正しくないかの前に、そういう議論は日本には必要かもしれません。

ノエル:僕には二つの役割があると思っています。
一つ目は一企業家としての役割で、もう一つは、社会の中での役割。
一企業家としては、投資してくれる人に見返りがあるようビジネスを運営していくことだと思うんですけど、社会での役割として、ビジネスが疑問を投げかけたり、一石投じることも大いにあって。

 例えば、アップルのiphoneの登場で写真を共有しあうようになったり、Facebookが登場してアラブの春のトリガーになったりとか。
同じように、みなさんにアシュレイ・マディソンに登録してもらうことで膨大なデータが蓄積されるわけですよ。
当社がもっているデータは不倫に関するデータです。
今まではそのような統計は取られていなかったので、社会学的なデータになるんですね。

「はい、僕不倫してます」って手をあげる人っていないんでね(笑)。

 こういうデータを大学の研究所などに提供し研究を進めてもらい、それがマスコミに取り上げられて、読者のみなさんに色々提示することにつながったりします。
ゆくゆくは我々の親世代から言われていた結婚の既成の概念が、もしかしたら覆されるかもしれない。
議論をすることは大切です。そんな社会的な役割も果たせればと考えています。

―今日はありがとうございました。

同席した宣伝担当の叶井俊太郎さんからのコメント

アシュレイマディソン インタビュー AM編集部

俺もアシュレイマディソンすぐに登録したんだよね。
だけど自己破産しててカード使えないから メール交換はできなかったよ(笑)
「お気に入り」されたってことだけは分かるからそれを楽しむだけだけど…。
カードが自由に使える人は出会いのきっかけに使ってもらえればいいなと思います。  

Text/AM編集部

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