彼氏に作ってあげたい簡単「煮豚うどん」/小林銅蟲

こんにちは。かんたんな料理のご紹介です。

豚肩ロースのブロックです。ここまで巨大でなくてもいいのでブロックを用意しましょう。なければ精肉コーナーの人に訊くとなにかがわかるかもしれません。なお「豚肩ロース」ではなく「豚ロース」でもええやろ、と豚ロースを選ぶと終わります。豚肩ロースを用意してください。

豚肩ロースの画像

上と同じものです。巨大な牛刀があると便利です。

豚肩ロースの画像

4~5cm厚にカットします。

豚肩ロースをカットする画像

これを握りこぶし大にカットします。

豚肩ロースをカットする画像

このような感じです。ざっくりでいいです。

豚肩ロースをカットする画像

これから豚肉を煮ようと思います。水と醤油を体積比6:1で調合して茹で液とします。メスシリンダーはなくても大丈夫です。

メスシリンダーで醤油と水を調合する画像

調合が終わりました。香り付けにスパイスを入れたり、バランスを取るために砂糖を加えることもできますが、簡単を優先しているので水と醤油だけです。

空のメスシリンダーと醤油と水の入った鍋の画像

豚肉が全部沈むくらいの液量があればよいです。コツは巨大な鍋を用意することです。料理が苦手な方はなんでも巨大な調理器具を買ってしまえば取り回しがラクになります(例外はあります)。これをこのまま強火で加熱します。

醤油と水と豚肩ロースが入った鍋の画像

やがて沸騰します。ほっとくと吹きこぼれるので火を中火にします。最悪吹きこぼれてからリカバリーしてもよいです。残念ですが死にはしないので。またこのようにアクが出るのでざっくり取ります。最初の大きなアクだけ取ればよいです。沸騰してから1時間ジャスト煮ます。

醤油と水と豚肩ロースが入った鍋が沸騰している画像

ざっくりアクを取った後です。

醤油と水と豚肩ロースが入った鍋が沸騰している画像

落し蓋があると安心します。なくても大丈夫です。

醤油と水と豚肩ロースが入った鍋が沸騰している画像

1時間も煮ていると水かさが減ってくるので、最初の水位くらいまでお湯を足します。鍋の大きさに応じて何度かやることになるかもしれません。

醤油と水と豚肩ロースが入った鍋が沸騰している画像

煮ている間にニンニクのみじん切りを作ります。包丁で押しつぶしてから切るとラクですが、フードブロセッサでもいいし、最悪にんにくチューブでもいいです。みじん切りの方が風味はよいです。そういえば剥きにんにくを買ってきてしまったのでにんにくの剥き方について説明できません。ググってください。

ニンニクを刻む画像

はい

刻まれたにんにくの画像

豚が煮上がりました。自分はこのくらい歯応えのある方が好きですが、柔らかいのが好きな方は2時間、3時間と煮ていきます。

醤油で煮込まれた豚肩ロースの画像

豚は別の鍋かなんかによけておきます。

醤油で煮込まれた豚肩ロースの画像

煮汁に脂がめちゃくちゃ出ているのでおたまとかで全部とります。お好きな方はとらなくても大丈夫です。

豚肩ロースの煮汁の画像

おおまかに脂をすくったらあく取りシートをアホほど使うときれいに全部取れます。

豚肩ロースの煮汁のアクとり画像

とれました。よくわかんないですね。

豚肩ロースの煮汁の画像

うどんを茹でます。

茹でたうどんの画像

うどんに煮汁を張ります。このとき煮汁のしょっぱさに応じて水で薄めるなどしますが、そのままクソしょっぱくても案外大丈夫です。薄めすぎてしまったら醤油を足しましょう。

茹でたうどんの画像

煮汁に砂糖とうまみ調味料を足すことで「それっぽく」することができますが、「この料理のモデルになった料理」を食べたことがないと判断がつかないと思うので、無理にやらなくてもよいです。

茹でたうどんの画像

豚肉を適当に切ります。適当でいいと思います。

煮込み豚肩を切る画像

豚肉を引くぐらい盛ります。

煮込み豚肩とうどんを盛り付けた画像

にんにくを引くぐらい盛って完成です。

煮込み豚肩とうどんを盛り付けた画像

もっと柔らかい豚が好みであれば煮る時間を2時間に、野菜を足したい場合はモヤシとキャベツを湯がいて引くほど乗せてください。とてもおいしいです。

煮込み豚肩とうどんを食べる画像

煮汁がハチャメチャに余ると思いますが、これは彼氏にあげてください。

余った煮汁の画像

肉がハチャメチャに余ると思いますが、これも彼氏にあげてください。これは薄く切って辛子醤油で食べるとつまみにもなります。それでは本質的な料理のご紹介でした。よかったですね。

余った豚肩の画像

Text/小林銅蟲
初出:2019.05.09