ラブホ女子会で得た学び

そんな状況のなか、突然主催者が「実は、彼氏がすっごい参加したがってたんですよ、今日」と謎の発言をかました。「参加してもいい? っていわれたんだけど」と参加者たちをチラチラ上目遣いで見ている。いやー、女子会に彼氏を連れてくるだけで非常識なのに、ラブホ女子会になんてありえないし、そもそも参加したいとかいう男、キモくないか。カップル間の慣れあいだったとしても、それを我々参加者に告げる必要あります?

とりあえず聞かなかったことにして、皆でなんとなく仕事の話やら、それぞれがどんな人となりなのか、趣味だとか好きなものだとか共通点を探りつつ、そこそこには盛り上がったけれど、その日の結論としてわたしが得たのは、おしゃべりだけで持つとか、一緒に泡風呂に入って盛り上がるとか、それくらいの親しき仲ではない女性たちとラブホ女子会をするには、エロメンの出てくるAVを観るとか、コスプレ衣装を用意して撮影会をするだとか、それなりに盛り上がる装置が必要だということです。

というわけで、今回もちょっと身構えて参加したわけですが、到着するなりプールで遊ぶ、というアトラクションがあったおかげもあって、すんなりと打ち解けることができてよかったし、参加者の女性たち全員がエロ寄りの人材っていうこともあって話題も尽きず、「いにしえの乱交パーティーには小僧寿しが用意されていたよね!」などと盛り上がりつつ、映えな写真も撮ったりして、良い夏の思い出となりました。遊んでくれた皆さま、ありがとうございました!

Text/大泉りか