自分が不幸になる付き合いだと思ったら
「やめよう」っていいましょう!

―現在の恋愛に関しては結構良い感じですか?

雨宮:いや、連敗ですね。試合に出始めたばっかりだから、ケガばっかりで……(笑)。
でも、自尊心は持つようにしようと思うようになりました。

―雨宮さんが完全に自尊心が持てるようになった瞬間ってどこですか?

雨宮:自尊心は、今でもすぐ傷つきますよ。
でも、持てたかなと感じたのは、恋愛で自己主張できるようになったときですかね。

 今まで、もったいなくて自分から振るとかできなかったのが、この人とこのままの関係を続けていくと自分が不幸になるってときに、「もうやめましょう」って言えたときかな。
自分だけが傷つくような恋愛に対して「やめよう」って言えたとき。

―自尊心の低い女子はなかなか言えないですよね。

雨宮:でも、言わないとズタボロになるところまで行きますからねぇ。
身体は大丈夫でも、恋愛の傷って軽視できないでしょう。
ズタボロになったところから自尊心を取り戻すのって、すごい大変だし時間がかかりますよ。

 そういう思いを何度もすると、心から「もう二度とあんな思いをするのは嫌だ」って、拒否することを覚えるんですけど、ほんとはズタボロになる前に覚えたほうがいいと思いますね(笑)。

雨宮まみ
ライター。九州生まれサブカル育ち。守備範囲は「セックス&自意識&女のあれこれ」。
赤裸々な半生を綴った『女子をこじらせて』(ポット出版)は全国のこじらせ女子に大きな影響を与える。
現在、「女子」を語らせたら、この人! という5人を迎えての対談集『だって、女子だもん!!』(ポット出版)が絶賛発売中。

ツイッター:@mamiamamiya