こちらのコーナーは、著名人の方たちに様々な恋愛遍歴を語ってもらうインタビュー連載です。
今回は『女子をこじらせて』『だって、女子だもん!!』(ポット出版)の著者雨宮まみさんに、恋愛の歴史をお伺いしました。
第1回の『モテから退化していく成長期、身を削って喜ばせる青春時代』第2回『恋愛は難しい…それなら性の欲望だけでも満たそう! 振り切れていく青春時代後半』から、引き続き、『一回女になったあとに待ち受ける落とし穴 私は不毛な恋愛しかできない!?』をお送りします。
付き合うことより“かわいい”という言葉で救われた!
さばけた女性になれば道は開ける…!?
―ここから社会人~現在までの恋愛状況を聞かせていただければと思うんですが、社会人になられて、なにか恋愛観が変わった事件ってありますか?
雨宮:変わった瞬間は……付き合ってくれるって人があらわれたんです。
熱烈にアプローチされて、それでちょっと変わったんじゃないですかね。
でも、付き合ったという事実よりも、最初に「かわいい」って言われたってことがすごく大きくて、印象深かったです。
人生で自分が「かわいい」なんて言われるとは思わなかったので、ものすごく舞い上がりました(笑)。
―かわいいはデカいですよね。
雨宮:逆に男性にアドバイスするんだったら、とりあえず「かわいい」って言っておけば、誰かひっかかってくるよって言いますよ(笑)。
「キレイ」とか「美人」とかはどこか他人事というか、客観的な評価っていう感じがするけど、「かわいい」って主観で言ってる言葉って感じますもん。
―その方と付き合う中で変わっていかれたんですね。
雨宮:そうですね。それまで人間失格だと思っていたのが、人とちゃんと付き合ったりとかできる人間なんだ、人並みになれたのかもしれないという自信は多少芽生えたんです。
ただ、いかんせん恋愛経験が少ないから、落ち着いてくると「もっとドラマチックな恋愛がしたい」っていう、こう、良くない気持ちが湧いてくるんですよ。
付き合いはじめの頃はよかったんですが、落ち着いてときめきが減少するとともに、情熱的な何かを求めて迷走し始めちゃうんです。
悪い男が魅力的に見えたりして。