若さも美貌もいらない!? 自分がモテる“漁場”を自覚せよ!
この本は、『アラサーちゃん』(メディアファクトリー)が話題を呼んだ峰なゆかさんと、『負け美女』(マガジンハウス)で注目を集めた犬山紙子さんとの共著。
女性を“王道モテ”“邪道モテ”“非モテ”に大別した全14キャラクターに分けて、そのファッションやライフスタイルの特徴を、対談とイラストで解説しています。
中でも、世間一般ではモテないとされるにもかかわらず、現実ではなぜかちゃっかりモテているタイプを“邪道モテ”と定義してクローズアップ。
「サブカルタイプ」「森ガールタイプ」「ヤリマンタイプ」をはじめ、スポーツ、バンド、B級映画など男が好きなものに首をつっこんでちやほやされる「男文化タイプ」、“一人だし”“オヤジだから”とサバサバキャラでハードルを下げる「自虐モテタイプ」、かわいいことをつぶやき続けることに命をかける「ツイッターモテタイプ」など、分類の仕方がいちいち秀逸です。
「サブカルタイプはチュールスカート+レギンス+バレエシューズを組み合わせる」
「森ガールタイプは夏でもストール着用」
といったディテールには、思わず「いるいる!」と共感してしまうこと間違いなし。
まるで自分のことを指摘されているようで、恥ずかしくなってしまうかも……。
でも、本書の趣旨は、そんなモテテクをひたすら暴いて笑ってやろう、という悪意にあるのではありません。
若さと美貌に左右される“王道モテ”路線とは違い、“邪道モテ”は年齢やスペックに関係なく使えるテクニック。
モテたいなら、やみくもに“フツウ”という「大海」を目指すのではなく、自分がモテる「漁場」を探して、そこをピンポイントで狙ったほうがいいよ、というふたりからの暖かい(?)メッセージに溢れているのです。
“王道モテ”路線が恥ずかしくてできない女性も、“脱!フツウ”することでモテる機会を広げることは可能です。
これまで自分がどんな「漁場」でモテるのか自覚できていなかったあなた!
これを読んで自分の“邪道モテ”タイプを自覚し、ますますのスキルアップに努めてみてくださいね。
書名:『邪道モテ! オンナの王道をゆけない女子のための新・モテ論』
著者:犬山紙子、峰なゆか
発行:宝島社
価格:¥1,200(税込)
Text/Fukusuke Fukuda
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