いつまでも進化しない“フツウのセックス”はすぐに忘れ去られる
あなたは、今、どんなセックスをしていますか?
10年前、1年前、つい最近のセックスを比べてみください。年齢や経験を重ね、あなたのセックスは、進化していますか?「そんなの相手による?」と、思ったあなたは、要注意! 元彼にも忘れられてしまう「フツウのセックス」をしているかもしれません。
セックスは、生まれたままの姿になり、裸一貫で目の前のパートナーと取り組む総合芸術作品だと私は考えています。
ベッドの上では、コミュニケーション能力、身体能力、感性、知性、男女観、コンプレックスが露わになり、異なる性質の二人が融合して、新しい発見が出てくるのです。それは、女性として自己成長していくための貴重な修行の時間。
「フツウのセックス」は、進化すること望まない「無個性セックス」。世の中に存在するすべての事象は、時代に合わせて、進化することで生き残ってきました。進化しないセックスは淘汰され、忘れ去られるのみです。
人とセックスを比べるな! 周囲を伺わずに欲求に正直に
女性誌のセックス特集で一番人気を誇っているのが、他人がどんなセックスをしているのかがわかるアンケート調査。経験人数、一晩にした回数、オーガズムの回数、など、普段女性同士でなかなか話せないことがデータ化されており、他の女性の情報を知ることができるからです。実は、それらの特集は、面白い反面、他の女性と比較して、優越感に浸ってみたり、不必要なコンプレックスを抱いて、悩んでみたりと女性に悪影響を及ぼしています。
なぜなら、セックスにおけるコンプレックスは、人と比べようと思った瞬間から発生するからです。本来、セックスは、自由で豊かなもの。
「これをした方がいい」「これはしちゃダメ」ということは、何ひとつとしてありません。 大事なことは、他の女性のめくるめくセックス体験談ではなく、目の前にいる愛しいパートナーとのセックスをいかに心地よいものに進化させていくか、ということが大切なのではないでしょうか。
また、女性がセックスに積極的になると、「男性に引かれるのでは?」という不安を抱いている女性が多いのは事実。
もし、あなたがしてみたいこと、伝えたいことがあるのなら、それを表現してみてください。それが本当にあなたの求めていることなら、その結果引かれてしまってもいいと思うのです。
むしろ、「引かれる」ということは、相手に自分を印象づけること。 もちろん、突拍子もないリクエストや強いダメ出しをする時は、表現方法を工夫するなど、相手への配慮も必要ですが、自己主張はどんどんしてOKだと私は思っています。
彼の要求に身を任せる「無個性セックス」は、自分の要求はせずにただ彼のペースに委ね、彼と完全に一体化する行為。女性性には、「サレンダー(相手に委ねる)」という側面もありますから、究極に女性的なセックスとも言えるかもしれません。
しかし、彼が「自分のしたいこと」に身を委ねるだけでは、彼のマスターベーションに付き合っているようなもの。 すべて男性の思い通りになる予定調和のセックスは、飽きられるのも早く、忘れ去られるのも早いのです。
愛しい彼とそんなセックスをしていていいのでしょうか?
あなたの人生を豊かにして、日々の活力にもなるようなセックスをしてみたくはないですか?
そのためには、自分のセックスの価値観を見直すことからはじめましょう。
あなたが変われば、パートナーとのセックスもまわりの環境もカラダも変わっていきます。
あなたと肌を重ねた男性が、一生忘れられない上質なセックスを身につけていきましょう。
脱・フツウセックス!
毎週月曜日更新です。次回、「セックスをする男の選び方」をお楽しみに。
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