人生初、沖縄に行って取材をしてきました。以前から沖縄の文化と離婚率、そして家族観について興味があったので、取材を兼ねての旅行です。しっかり、遊んできましたとも!
沖縄出身で東京に暮らす友人たち、それに親戚(ええ、親戚にも沖縄県民がいます)、さらに元付き合ってた人(! 沖縄づいてる自分にびっくりです)に共通するものがあるなと思っていました。それは「家族観」と「他人との関係性の構築法」。よくよく話を聞いていると地元にものすごく愛着というよりそれ以上の「固着」みたいな感覚を持っていて、共通して口にするのが「沖縄人」という観念。自分は埼玉出身なのですが「埼玉人」という埼玉県民と接したことがないため、結構びっくりした覚えがあります。そして彼らの多くが「いずれは地元に帰るだろう」とざっくりした未来像を持っている……。
その姿を見ていて、フランスのコルシカをいつも思い浮かべていました。今回は沖縄とコルシカの男性の比較をすることで、結婚恋愛を支えるもの、その自分なりの分析を前後編に分けて書きたいと思います。
共通点がいっぱい―沖縄とコルシカ
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沖縄とコルシカの共通ポイントは驚くほどたくさんあります。
離島、食事がおいしい、独自の言語、風景が素敵、観光地として有名などなどの要素の一方で、本土平均比(本土と呼ぶのもどうかと思いますが)で失業率が高く、出生率が高く、離婚率も高く、所得が低く、男がマッチョ(マチズモという意味※マチズモ:スペイン語でマッチョという意味)。
長所での共通点が好きで沖縄やコルシカに移住する人が多いようですが、転出する人の多くが、後半の短所を理由にあげます。僕は短所のすべてが、最後の「マッチョ」に集約されているような気がしてなりません。
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