誠実な男性を見分けるリトマス紙
林:なんか、風俗行けますか、行けませんか?っていうアンケートを最初にとると男性の傾向はかなりわかると思います。
―先に聞いた方がいいんですね。
林:ええ。
風俗に行けない人は、恋愛感情なしでいきなりパンツを脱げないということですから。
それは知っておいて損はないと思います。
あと、僕文学好きなんですけど、文学好きな人にもそういうすぐにはできない方が多いですね。あと映画好きとか。
―ファンタジーというか想像を大事にするからですかね?
林:そうですね、いつも乙女心、っていってるんですけどね。
一つのリトマス試験紙で、『星の王子様』をいいと思うかどうかっていうのがあって。女の子は結構ありなんですけど、男の子って結構だめなんですよ。
だってなんであんなところにいるの?だってどうやって息してんの?とか(笑)
大切なものは見えないとかなんなのその設定って?っていうファンタジー的なもの、幻想的なものを受け入れられるか、られないかで、わかるんです。
星の王子様がありな人の方は、恋愛至上主義ですよ。
だから「星の王子様好き?」って聞くとわかりますよ。
―ちょっと次から聞いてみます。
林:『星の王子様』はひとつのリトマス試験紙ですね。
わかりやすいというか、みんな知っている話なので。
―不思議ですね。でも、20代と遊ぶ悪い男性も『星の王子様』好きって言いそうじゃないですか。
林:はい、彼らは恋愛を信じていると思いますよ。で、文学とか映画も好きだと思います。
ただ、僕はそれを最近恋愛おじさんって言ってるんですけど(笑)
―(笑) Facebookの投稿で拝読しました。そこのスレッドに何人かの男性が「もうそんなに言わないであげて」、とコメントしていて、面白かったです。
林:こんなに言ってしまって大丈夫かな?って僕も気になってしょうがなかったんですよね(笑)。
そう考えると、恋愛がしたい人にとっては、そもそもセフレ、とかそういう風にはやっぱり思ってないかもしれませんね。
今日は、セフレというものを、あらゆる角度で考えてみましたが、難しいですね。
最後にひとつ、既婚者や決まったパートナーがいる方へのアイデアなのですが。
僕の仲いい友達に、恋愛至上主義の既婚者がいて、彼は、外で女の子とセックスしようと思ったら、一回ちゃんと奥さんとセックスしてから、って決めているらしいんです。
もちろん公には、おすすめはしませんが、仮に性別を逆にしたとしても、案外色々なことの間をとった現実的な方法なのかなともふと思いました。
―なるほど、解決策…とまでいったら怒られるかもしれませんが、そういう関係の楽しみ方もあると思えば気が楽になる方もいるかもしれません。
今日はありがとうございました!
『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由』
Barbossa店主・林さんの書籍『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由』です。
セフレ以上にこんなに楽しい会話ができるバーに興味が出た方はぜひこちらもあわせて読んでみてくださいね。