クリスマスにあえてここへ行け!~聖夜のオンナ修行~第2回:“聖夜の一人カラオケ”で喝!

自分と向き合う現代の庵、それが一人カラオケ

By Mike Monaghan By Mike Monaghan

 「クリスマスに仕事が入ってしまった」……と彼に言われたそこのあなた!
さびしいですね。つらいですね。ありえないですよね。

……なんて言ってもらえると思ったら大間違いです!
このご時世、クリスマスという稼ぎどきに仕事があるなんて、あなたの彼は恵まれています。
よっ! 幸せ者!!

 それに、クリスマスに浮かれている人の数だけ、それを支えている人の働きがあることを忘れてはいけません。
イルミネーションが5回点滅するたび、それはどこかで誰かが「カ・セ・イ・デ・ル」のサインなのだと心得ましょう。

 そんなクリスマスを「修行の日」と位置づけ、あえて自分を見つめ直す機会にしよう、というこの短期集中連載。
今回、みなさんにご提案する“修行プラン”は、一人カラオケです。

「おいおい、クリスマスに一人カラオケなんて、それこそかわいそうな女だと思われちまうよ! 
オイラはそんなのごめんだよ!」

 いま、なぜか読者のすべてが岡本夏生だったと仮定してしまいましたが、そういう人にこそ私は「喝!」を贈りたい。
一人カラオケは、私たちがクリスマスの呪縛から解き放たれるための、たったひとつの冴えたやりかたなのです。

 なによりもまず、カラオケルームは個室であり、密室です。
街行く余計なカップルを目にしなくて済むので、じっくり自分ひとりと向き合うことができます。
まさに現代の庵。修行僧のためのプライベートルームです。

 そして、歌う曲は思い切ってクリスマスソングに限定しましょう。
そうですね、なるべく浮かれた楽しげな曲をチョイスするといいと思います。