奥深い「体位の世界」へようこそ

 日本には相撲の四十八手になぞらえて、セックスの体位の四十八手があります。
顔面騎乗位クンニリングスに「石清水」という粋な名前が付けられていたり、
日本人の感性の豊かさを感じるセックス技法ですので、是非、一度、インターネットで検索してみてください。

 48手だけでも裏表合わせて100通り近い体位がありますし、
インドの性愛の教典「カーマ・スートラ」では、64種類の体位が紹介されています。

 カーマ・スートラは、男女それぞれの性器の形状に合わせて、体位を変えることを指南しています。

 交接している時に、じっくりその感覚を味わってみると、
相手によって、体位によって、女性であれば、月経周期によって、男性の射精前後によって、膣内や子宮頚部の感じ方が異なるのがわかるはずです。

 手放しで、なんとなく繋がっていては、もったいない!

女体の神秘をじっくり味わいましょう。

 よりエネルギーチャージを味わいたいなら、肌の密着する割合が高い体位がオススメです。
「抱っこ座位」「抱きつき正常位」「うつぶせバック」「添い寝バック」など、ピストン運動は、あってもなくてもOK。
自分と相手の気のグルーブを感じてみて。
交接をエネルギーチャージの時間とするならば、邪道な考え方ですが、セックスは、股関節回りの有効なストレッチと筋トレになります。

 ピラティスやヨガをしている女性ならわかると思いますが、
セックス中に、自分の脚の角度を変えてみたり、腹筋に負荷をかけてみると、インナーマッスルに響くいいエクササイズにもなるのです。
膣圧が変化するので、相手の男性にも締め付け感の違いを体感できます。

 掘り下げれば、きりがない奥深い「体位道」
「カラダを味わう」「エネルギーを味わう」という観点で、繋がってみると、その深淵を覗くことができるはずです。

 次回のテーマは、Q=? クエスチョン
セックスに言葉は要らない…?
ピロートークは、どんなことを話してる…?
ベッドの上で盛り上がる質問、盛り下がる質問をお伝えします。

 毎週金曜日更新です。お楽しみに。

Text/OLIVIA

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