正式交際に必要なものとは?

一方、正式交際に必要なものといえば何でしょう? それは、「マメなLINE」と、「定期的に会う時間を作ること」です。10代の学生カップルにとっては、どちらも超カンタンでしょう。彼らはスマホを手に入れてから、たかだか数年の身。中学1年生でスマホデビューし、いま大学1年生だとしても、スマホ歴はたかだか6年ほど。スマホをいじるのが楽しくてたまらないお年頃です。そりゃ、恋人同士でのLINEも弾むでしょう。

「定期的に会う時間を作ること」も、高校生カップルなら「下校時間」があるので、カンタンに週5確保することが可能。大学生も、医学部とかでない限り、時間は有り余っていますからね。

では、我々オトナはどうでしょう? 「マメなLINE」も「定期的に会う時間を作ること」も相当、難しくなります。なんてったってオトナには、労働という義務がありますから。仕事の忙しさに追われ、マメなLINEをする気力が湧かないのがオトナという生き物。働き方改革の恩恵で、週末の休日は確保できていても、休みの日くらい1人でゴロゴロしたい欲には勝てないのが、オトナという生き物なのです。

その結果、「マメなLINE」も「定期的に会う時間を作ること」もできない自分には、正式交際に踏み切る資格なんぞナシと、恋愛のスタートラインに立つ時点で棄権するオトナが大多数! これぞ、我々オトナにとって正式交際が難しい理由なのでしょう。

逆から言うと、「マメなLINE」も「定期的に会う時間を作ること」が正式交際を難しくしているならば、この2つを放棄するのは如何でしょう? 「マメなLINEも不要」「数ヶ月会えなくても文句ナシ」をマニフェストにすれば、カンタンに付き合えるんじゃないかな……だと、あまりにも夢がないので! 科学の進歩に期待し、タイムマシンで学生時代に戻りましょう。人類が目指すべきは月じゃない、過去だ!?