女性にうれしい「3つのション」

① コミュニケーション
「快・不快」を自覚することで、自分のしたいセックスが見えてきます。自分が気持ちいいところを知り、セックス相手に伝える能力が伸びます。

② リアクション(感度)
 マスターベーションは、すればするほど、自分の性感帯を把握できるようになり、オーガズムがコントロールできるようになります。イマイチなセックスでも自分好みの触り方に誘導できるようになるので、イッタふりの必要ないナチュラルなリアクションだけすればOK。

③ リラクゼーション
 3つめは、今日お伝えしたかった、エロくないリラクゼーション目的のマスターベーションもありだということ。

 これが、世の中の男性(女性にも)は、理解しがたいようで、話がかみ合わない時が多々あります。
例えば、男性がいる場でのバイブレーターについての会話。

男性「男性は、“溜まってくる”感じがあるけど、女性のそれは、どんな感じなんですか?」
女性「内側から沸き起こる時もあれば、リラックスするためにマスターベーションを行うこともありますよ。顔をマッサージする感覚で、クリトリスをマッサージするというか…」
男性(興味なし)「OLIVIAさんも、このバイブを使ったことがあるんですか?」
オリ「えぇ。レビューもネット上で公開していますよ」
男性(身を乗り出し)「こんなことを聞いたら失礼かもしれませんが、経験人数ってどれくらいいるんですか?」
オリ「それって、関係ありますか?」
男性「桁数だけでもいいんで!」
オリ「専門家として意見を申し上げるのはいいですが、この場で、個人的な経験を語りたくありません」

「こんなことを女性に聞いたら、失礼かもしれないんですが」と前置きされる時は、大抵失礼なことを言われます。情けないことに、こういう会話は少なくありません。

 女性がマスターベーションを語るだけで、「エロい」「欲求不満」「強欲」「すぐヤレそう」と認識されてしまい、男性のズリネタ(性的好奇心を刺激する)として消費されてしまいます。女性の中にも、「女性がそんなことを語るなんてはしたない!恥知らず」と思う人もいるでしょう。

 マスターベーションを色眼鏡で見ずに、「女性が身体感覚を養う行為」として、男女ともに認識されたら、ふたりで行うセックスにも、いい影響が与えられるのになぁ…と思うのです。

つづく。

Text/OLIVIA

次回は<月経周期に合わせてプレイを変える!卵胞期と排卵期のセックス>です。
基礎体温を測ると自分の月経周期が分かるわけですが、「今すぐ妊娠したいわけでもないし」と、面倒で測っていないというAM読者の方もきっとかなり多いですよね。でも実は測っておくと、月経周期によって今の自分にベストなセックスが分かるという特典もあるのです!では、卵胞期(低温期)と排卵期にぴったりのセックスとは?