ラブホ前で男が考えていることって?エッチ真っ最中よりもリアルな男の心境

千葉こころ セックスをする前に知っておいた方がいいこと Courtney Carmody

 飲んだ勢いでも、計画的犯行であっても、お互いにソノ意思が固まれば目指すところは唯ひとつ……それはホテル。
とはいえ、初めて肌を合わせることになる相手であれば、どんなに心の準備が整っていたって二つ返事で乗り込む女子はそう多くはないでしょう。

「本当にいいの?」

「…うん」

 なんて戸惑いをあらわにしてみたり、引っ張られるようについていくフリをしてみたりする裏で、

「あっちのホテルのほうがきれい」

 なんて、こっそりチェックしているのが女という生き物だったりします。
そんな“ホテルに入るか入らないか”のせめぎあいで主導権を与えられる男性たち。一見ヤること以外は考えてなさそうに見える彼らですが、心の中では女子顔負けの計算打算が渦巻いていました。

夢のような時間をくれるイケメンの本音

 不動産関連会社に勤めるマサトさん(仮名/35歳)は彼女いない歴7年を掲げながらも、「ひと月に5回くらいは一夜限りの関係を持ちます」というなかなかのプレイボーイ。福士蒼汰を思わせるさわやかな笑顔とまっすぐ見つめる涼しげな瞳。そこに仕事で磨かれたトークスキルが加われば、「たいていの女性はオチる」といいます。 そんなマサトさんがホテルに入る前に考えていること。それは、“相手の女性の願望予測”だそう。

「これだけいろいろな女性とホテルを共にしていると、悪いけれど悩んでいるフリとかすぐ見抜けます。そのうえで、強引に連れ込んでほしいのか、優しくエスコートしてほしいのか、相手の子が望んでいそうなシチュエーションを演出しますね」

 言わずともイケメンが自分の望むようにホテルへといざなってくれるだなんて、女性にとっては夢のような心遣い。ところが、それにはちゃんと魂胆があるようで。

「だって、ここでその気にさせておかないと後が面倒じゃないですか。終電とかサービスタイムとか限られた時間で済ませなきゃいけないのに、部屋に入ってからムードをつくるなんてタイムロスもいいところ。あと、後々になって『無理やりだった』なんて言われないためには、相手の子の希望に沿って満足させてあげることがいちばんなんですよ。そうすれば、その後付き合わなくたって何とでも言い含められる。体の相性がいい子なら、セフレとして続けていくこともできますしね」

 女性のためを思っているように見せかけて、実はコトの後にこじれないよう万全を尽くす。プレイボーイの頭の中は、効率よく体の関係だけを楽しめる思考回路が構築されているようです。