そして、安い男！　正確にいうと、「安い風俗店の常連男」です。自他共に認める風俗王の知人男性が、次のように申しておりました。
「本番行為のない、フェラチオサービスまでの風俗店で、うっかり性感染症を貰ってしまった」

　フェラチオサービスまでということは、本番行為アリのお高いお風呂屋さんに比べると、だいぶ安いはず。安いと、そのぶん通う頻度が増えます。通う頻度が増えると、性感染症に感染する確率がアップします。診察費や治療代で高くつく……で済めば、まだマシなほう。場合によっては、取り返しのつかないケースだってありますからね。

　安風俗常連男の見分け方ですが、セックス時に電気を消したがるタイプは要注意です。男性は本来、視覚で興奮を得る性分、灯りをつけてセックスしたがってこそ健全な証拠！　にも関わらず、電気を消したがるのは、陰茎にブツブツができているのかもしれません。ま、短小や包茎を見られたくないだけかもしれませんが……。

　表面的には症状が出ないケースもありますから、酒飲みがてら下ネタの一環として、「○○君って風俗店行くの？」と、直球をぶつけてみるのもアリでしょう。むろん、本当のことを言うとは限りませんが、相手の反応から推測することはできます。

　プチプラと呼ばれる、リーズナブルでも良い商品はたくさんある時代です。一方で、安いがために文句のいえない粗悪品も、残念ながら存在します。「安物買いの銭失い」にならないよう、お気を付けくださいませ。

Text／菊池美佳子

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