「寒いお」アピールで連絡の口実を
そして筆者が思いついたのは、「寒い」アピールでした。
ほら、始発電車ってまだ暖房が効いておらずちょっと寒いじゃないですか。ま、東北生まれの筆者にとってはちゃんちゃら平気だったんですけど、嘘も方便です。
筆者の「寒いお」という策略にまんまと引っかかりマフラーを差し出すミスターメガネ。東京生まれのミスターメガネのほうがよっぽど寒かったかもしれませんが、そんなこと構ってられません。
ちっとも寒くないのにミスターメガネのマフラーを巻き、「ありがとう」とブリッコ。そしてそのまま、返すのに気付かないフリをして「お疲れさま」と電車を降りました。
こうすれば、後日「マフラー持ってきちゃってゴメンナサイ」とメールする口実ができますからね。
なぜ即ハメに持ち込まなかったのかと疑問に感じる人もいるでしょう。
筆者とて、即ハメしたい気持ちはやまやまでしたが、そうできない事情があったのです。
この時の筆者は、大学生の弟・妹と3人暮らし。筆者宅に連れ込むわけにはいきません。
ミスターメガネも、兄と2人暮らしなので、彼の家もNG。
年の瀬の週末だったため、おそらくラブホテルも満室でしょう。
ラブホテル難民となってお互い気まずい思いをするよりは、次回以降持ち越しにしたほうが気持ち良くセックスできるという判断です。
そう思うと、やっぱり一人暮らしって、セックスの強い味方なんですよね。
いま現在、なかなかセックスチャンスに恵まれないという人には、一人暮らしをオススメします。
連れ込みやすいという環境条件を整える目的ほか、寂しいという感情が自分の狩猟本能を掻き立ててくれること間違いなしです。
セックスチャンスは一人暮らしで掴め!
さて。年が明けました。
弟と妹は東北の実家へ帰郷。
3DKのマンションは、しばしの間筆者の貸し切り状態です。ひゃっほう。
弟・妹が戻ってくるまでにミッションを成功させねばなりません。
ミスターメガネも同じ気持ちだったらしく、待ち合わせの日にちはサクッと決まりました。
年明けだったため初詣に行き、ついでに水族館見物もし、良い雰囲気で筆者宅へ。
この時のセックスで一番印象的だったのは、足の指を舐めて頂けたことですね。
筆者にとっては初めての足指舐められ体験だったのですが、クンニリングスとはまた違う快感がありますね!
相手をメロメロにしたいなら、足指舐めってかなり効果的かと思われます。
2回目のデートは、彼のマンションでした。
彼の兄が出張で留守の隙を狙いお邪魔したカタチです。
リビングでイチャイチャしているうちにエロい雰囲気になり、キス→ボディタッチ……そしていよいよ挿入という時に衝撃のひと言が!