SEXには「お・も・て・な・し」の気持ちが大切

 でね、その「コイツの好みはどんなんだ!?」っていう感覚って、きらくかんで「さあ、この子の無月経はどうしたら解消するか!?」って考えるのとすごく似ているんだよね。
体って一人一人使い方が違うからさ、どの人にもハンコ押すみたいに「生理痛にはコレが効く!」って同じものを出してもうまくいかないことがよくあるの。

 どっちかっていうと私はその子のためのオーダーメイド的アプローチを見つけるほうがいいと思っているし、そっちの方が面白い。
今では私にとってSEXの探求は、SEXっていう枠を飛び出して、さらに広くなった体の探求の旅が続いているという感じかな。

 だから、整体のプロを目指す子たちには「床上手になりなさい!」って言っているの(笑)。
床上手って究極の「お・も・て・な・し」上手なんだと思うんだよね。

 さて、この床上手。この「床」っていうのはけっしてベッドだけのことじゃないの。
SEXは気持ちの部分が大事じゃない?
大好きな人と愛し合うSEXはすっごく気持ちがいいけど、好きな気持ちがない人とは気持ちいいかどうか以前に、心も体も満たされるSEXはできないよね。

 それは男の人も同じ、っていうより、男だったらなおさらじゃないかな。