「欲情されない」ことに不安にならないで!セックスの価値観を少し変えよう

欲情されたい Ali Pazani

「相手がイカない」という悩みが届きます

「セフレがいつもイカない」「彼氏が途中で萎える」という質問が最近立て続けに届きました。「パートナーが射精しない」という相談にはこれまでにもこの連載で何度かお話ししていて、男性がセックスで射精できない理由や対応のしかたについて書いてきたので、今回は何で男性がセックスで射精しないことを女性がそんなに悩むの?というお話をしたいと思います。

欲情されないことへの不安

セックスで女性が悩みがちなことは色々ありますよね。セックスで相手の男性が射精まで至らないことだけじゃなく、胸が小さい、スタイルが良くない、アソコの色や形が変、濡れない、自分がイケないなど・・・。そのほとんどは一見「相手を興奮させられない」ことへの申し訳なさのようですが、もっと深いところにあるのは「欲情されない」ことへの不安と不満によるものだと思います。

確かにセックスする時に相手の男性がギンッギンに勃起していたり、理性を失うほどハァハァしていたり、我慢できずに射精したり、何度も求められたりすることで「欲情されてる!」という喜びを感じます。でもそうやって欲情されることがセックスをする上での一番の喜びになっているのは精神衛生上あまりよくないと思うんです。

例えばパートナーが射精しない時、中折れした時、またセックスレスになってしまった時、あまり問題にしない女性と、ひどく傷付く女性がいますよね。特に精神的に受けるダメージがデカいのは、欲情されたい願望の強い女性です。中折れやレスで自分の性欲が解消できなくて困るのではなく、肉体的に触れ合う時間が短くなるのが寂しいのでもなく、「女として欲情されないこと」を何よりも一番辛いことだと感じてしまうからです。