性欲の強さも個性
最近では草食系男子だの、絶食系男子だの、性欲の低い(もしくは無い)男性が多いと聞きますが、私はそういう人達に遭遇したことがないのでイマイチ、ピンときません。本当に存在しているのでしょうか。
酒場で出会う外国人旅行者から「日本人の男はあまりセックスしないと聞いたが本当か」と聞かれることもありますが、「そう聞くけど本当かどうかは知らない」としか答えられないんですよね。もしかしたら草食系や絶食系男子って、ユニコーンとかドラゴンみたいに空想上の生き物なんじゃないかなと思ってしまいます。
逆に草食系や絶食系の人達から見ると、私のような性欲の強い肉食女がいるということもまた、信じられないのかもしれないですね。
そんな同族の肉食女子と久しぶりに会って話す機会があったのですが、会うときまって話題になるのは最近の性生活についてです。
セックスの失敗談からハマっているプレイまで全部さらけ出して笑い合っていたんですけど、「ウキウキしてセックスしに行く衝動は40になっても50になっても、いつまでも持っていたいよね」と言いながら、肉食女子が目をキラキラ輝かせていたのが印象的でした。
ライブの遠征に行くように、セフレに会いに地方遠征
そうなんです。私たちは早朝6時でも、セックスのためならスッピンで自転車に飛び乗るなんて大したことではないんです。深夜2時にタクシーに乗ってセックスしに行って、3時半にまたタクシーで帰宅するなんていうことも全く苦にならないし、地方で会うしか方法がない相手ならば飛行機に乗ってでもセックスしに行きます。
なんでそこまでするの? 都合のいい女なの? と思う人も多いかもしれません。ヤリマン、ビッチと陰で呼ばれていようが別に構わないんです。
セックスする相手は選ぶし、セックスしたい時にタイミングが合えば出かけて行き、帰りたくなったら帰る。全て自分の意思で動いているから、後悔することも一切ありません。
私たちがそこまでしてもセックスしに行く理由。それはヤリたい人とヤリたいから。ただそれだけなんですよね。そこまでしてもヤリたい人がいるから。そこまでしてもヤリたいセックスがあるから。そこまでしてもヤリたい時があるから。本当にただそれだけです。
インスタ映えするスイーツを食べるために何時間も並ぶことや、好きなアーティストのライブを観るために遠征することと大して変わらないんです。ただ夢中になる対象がセックスだというだけ。
女だけど、性欲が強いことを恥ずかしがることはないと思います。個性みたいなものです。ただ、性欲が強いと知られると、ヤリたくない人にまでヤレると思われてしつこく誘われるというデメリットもあるので、公言する必要はないとは思います。それに、一生懸命になれることってそんなにあるものではないじゃないですか。
だから私は、家で試験勉強をしているフリをして参考書にエロ本を挟み、親の目を盗んでこっそり読んでいた中学生の時と変わらない性の衝動をいつまでも持ち続けたいと思います。
TEXT/Betsy
記事初出:2017.05.11
次回は<「承認欲求」ってなんだよ?的外れなヤリマンdisを華麗にかわす方法>です。
経験人数が多いとまわりから「ヤリマン」、「ビッチ」と呼ばれるけど、同時に「自己承認欲求が強い」とか、「さみしい子だ」とディスられがち…。そんなディスりに負けないベッツィーさんの明るい素敵ビッチマインドを受け継げば、きっとあなたも楽しい素敵ビッチ生活をおくれます♪