欲望が感じられないセックスは飽きられる

 これまで、私の顔色を伺いながら必死に奉仕してくれるセフレが何人かいました。最終的にオーガズムに至って満足しているのに、何故か彼らとまたセックスしたいなとは思えなかったんですよ。
思い返してみると、それは彼らの「あれがしたい」「こんな風してほしい」「もっと気持ちよくなりたい!」という欲望を感じられなかったからなんです。だから彼らが私と一緒にセックスを楽しんでくれたという実感がなく、私の心は満足できなかったんだと思います。要するに、この先の楽しいセックスが見込めず、一回で飽きちゃったんですね…。

 欲望をぶつけ合い、快感をむさぼり合う。それが達成された時に体と心が同時に満足し、セックスを楽しめた! と初めて実感できます。それが次回への期待に繋がるのです。

そのためにできることは、“まずは自分が楽しむ”ことです。欲望をぶつけ、快感を自分から取りにいきましょう。愛撫を受ける時は、自分がもっと気持ちよくなれるやり方へと自然に誘導し、あなたが奉仕好きならたっぷりと奉仕させてもらい、責め好きなら遠慮せずに責めましょう。
もちろんやりたいことばかり押し付けるのはよくないですが、ギブアンドテイクのバランスで相手のやりたいことも叶えつつ、自分のやりたいことはきっちりやるということが重要です。

 「もうちょい奥、そう。もっとして!」「もっと舐めさせて」「もう1回しよ」と快感をむさぼろうとしている姿は男女共にエロいし、それによって快感のツボにクリティカルヒットした時の「それ! キモチイイ! 最高! イっちゃう!」という言葉や体の反応、終わった後の満足げな表情を見る方が心も満たされるということです。
 
 セフレはデリヘルではありません。連絡待ちや奉仕の精神は必要ないので、自分から快感をむさぼりに行ってみてはどうでしょうか。

Text/Betsy

次回は<言いたいことも言えないそんなセフレじゃ…相手はバイブじゃなくて人間です>です。
性欲を満たすためだけならオナニーをすればいい。だけどセフレをわざわざ作るのは、そこにコミュニケーションや予測誤差の楽しみがあるからです。イヤよ嫌よも好きのうち、なのはそれが本当にやりたい楽しいプレイだからであって、不快に思ったりドン引きしてしまうようなセフレならそれは必要ありません。セフレはオナホでもバイブでもないのです。