「初回はフェラチオしない」は眉毛を描かない化粧のようなもの!
フェラチオって、ひと昔前は一部のマニアだけが嗜む特異プレイでしたが、いま現在は定番プレイとして当たり前のように前戯メニューに組み込まれています。
それをしないのは、眉毛を描かない化粧のようなもの! ヘンです。
陰茎や陰嚢だけでなく、肛門に舌先をねじ込み丹念に舐めましょう……までいくと過剰演出になりますが、陰茎を舐めるくらいで「遊んでいるオンナに違いない! 二度と誘うか!」と思われることはないですからご安心を。
また、初回舐めないことで、2回目以降のハードルが上がってしまいますよ。
「初回もったいぶっていたのだから、2回目はさぞやスペシャルなフェラテクが堪能できるだろう!」と思われるのはプレッシャーですよね。
貴女が、そのプレッシャーに打ち勝つだけのテクニックをお持ちなら構いませんが、
下手なふりをする女性に限って、下手なふりをせずとも大してうまくないことが多いと、男性たちは口を揃えます。
そう、大して上手くもないのに下手なふりをするとは笑止千万! 全力で臨みましょう。
「初回は正常位のみ」で形にこだわるのは無意味!
騎乗位に関しては「積極的で遊び慣れているオンナと思われそう」、後背位に関しては「顔が見えない=キスが出来ない=愛が感じられない=遊ばれているイメージ」という理由が多いようです。
落ち着いてください!
「ずーっと騎乗位」とか「ずーっと後背位」と言っているのではありません。
1セックスの中で何回か体位チェンジしてもいいじゃんって話です。
いかに初回セックスは新鮮さが興奮材料になるとはいえ、黙々と正常位で腰を動かすだけでは単調すぎます。
遊び慣れているだの遊ばれるだのという点に関しては、遊びじゃないセックスでも騎乗位や後背位を取り入れることだってありますし、正常位で遊びのセックスを行なうこともあるでしょう。
形にこだわるのは無意味ですよ。
初お手合わせに身構えるお気持ちはよくわかりますが、
意識しすぎず、「能ある鷹は爪を隠さず」の姿勢で臨みましょう。
Text/菊池美佳子