エロについては「相性」というものが存在する。こんな話題に自己啓発書のようなマジメモードで開始して申し訳ないのだが、これは厳然たる事実なのである。そうした時に我々はいかにして振る舞うべきか。正解は「相手にちゃんと伝える」である。
3歳年上の朱美さんと僕は実に体の相性があった。しっくりとハマるというか、ニュルッとアソコに入り、自然と互いに腰が動くようになってしまうほど相性が良いのである。そして、一回の射精に至るまでに彼女は3回イッたと言っていた。それはこちらとしても嬉しいし、その最中、コトが終了した後のこの言葉がいいのである。
「私、ニノミヤさんのおちんちん大好き!」
どう考えても職場でこのような発言は許されるわけでもないが、男女の秘め事の中ではこのような発言も許されるもの。そうなると僕も「僕も朱美さんのアソコ、大好きです」と言う。
当連載では何度か書いてきたことなのだが、一定の割合で僕のアソコと相性の良い女性が存在する。それは、僕のアソコは上に反っており、カリの先端がGスポットと思われる場所をこすって奥に到達するのだ。それが「ニノミヤさんのおちんちん大好き!」発言に繋がるのである。
多分、エロ行為というものは、このように明るく、職場等では絶対に見せられない姿を曝け出すのが良いことなのだと思う。若干の恥じらいは当然存在するものだが、お互い好きな部分を伝えることで恥じらいは減少する。
エロの相手は奇跡のような存在
世の中には「明るいセックス」と「悲壮感漂うセックス」がある。後者については、義務感からやるものだったり、断り切れなくてやるものだったりする。できればそんなことはしないに越したことがない。もちろん、欧米人の大げさな「オォォォォオォッ」「アイアムカミングー、ウオォォォォ!」みたいにやる必要はないものの、「私、あなたのおちんちん大好きよ」ぐらいはいい。
それに対して、男も彼女の様々な部分をホメたり、相性の良さを改めて強調することにより、より娯楽性が増すのである。人生、全裸で取っ組み合う相手なんてそれほどは存在しない。まさに奇跡のような存在がエロの相手なのだ。
今回は終始哲学的な話(ただのバカ話ではあるものの)を続けているが、結局このように行為の際に振る舞うことこそが2人の満足度向上に繋がるのではなかろうか。僕も散々エロはしてきたものの、改めて振り返るとこの哲学を互いに共有し合う相手とは楽しく過ごせた。
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