第3段階 指挿入にもチャレンジ

波型の挿入に慣れてきたら、反対側の返しのついた玉を使用してトレーニング開始。このあたりになると挿入すること自体は嫌ではなくなってきたものの、まだ「気持ちいい」とは感じられなかったそうです。

そこで、クリトリスの刺激を長めに続け「あと2分くらいでイケそう」と興奮状態になったところで指の挿入にチャレンジ!この頃になると、ディルドの挿入に慣れたのか、興奮のおかげか、指を挿入しても「臓器に触っている」気持ち悪さはなくなっていたそうです。

興奮状態が進んで腟内がふっくらしているのを指で確認したり、腟の浅いところで指を動かして「この辺が気持ちいいかも」と感じる場所を探したり、手のひらがクリトリスに密着させながら腟を刺激したりと、「中に挿入した状態でも気持ちいい」と自分自身にインプットしていったのも良かったとのこと。

この段階でも無理せず、違和感を感じる前に挿入をやめて、クリトリスだけでイッて終了したそうです。

最終段階 ディルドを挿入した状態でイク

第三段階で指を使ってやったことを、やわらかまんぼうファーストを使って挑戦したそうです。クリトリスの刺激で気持ちも腟も興奮状態にしてから挿入。クリトリスでじっくり下準備することで腟が充血してふっくら柔らかくなり、それも挿入の違和感を軽減することに気付いたそうです。

調子がいいなと感じたら、クリトリスの刺激でイク瞬間までやわらかまんぼうも一緒に動かしてフィニッシュ。これを繰り返し、最終的に2か月くらいでラブグッズを自分で挿入することを克服したそうです。

挿入に抵抗がある人だけではなく、挿入で気持ちよくなりたい人にとってもめちゃくちゃ重要なエッセンスが詰まったトレーニング方法ですよね。

特に、潤滑剤をとにかくたっぷり中まで行きわたらせること、気持ちが高まり体も興奮状態になってから挿入を開始するところは、全ての女性に実践してほしいです。

この連載でも何度も書いてきたことですが、やはり実践して成功した人からの報告を聞くと「やっぱりそうだよね!!!」と感じています。挿入に不安がある人もない人も、ぜひ取り入れられるポイントは真似してやってみてください。

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Text/BETSY