本当に子生意気でいいの?

さきほど、「ベッドの上で喜ばせるなら顔射とか」と書きました。S気質の男性に聞いたことがあるのですが、「デート中、綺麗にメイクしている女性の顔に、今夜これから顔射すると思うとコーフンが高まる」とのこと。

これって要するに、昼夜のギャップに萌えるってことかと。綺麗なメイクが施されている顔に精液をぶっかける……これぞサディストの醍醐味なのでしょう。昼間はバッチリメイク&勝負ワンピで着飾っている女性が、夜になるとマゾッ気を見せる! つまり、昼から真逆のキャラに転じているわけです。

で、あるならば。昼間のデート中やLINEのやりとりは多少、小生意気なくらいでちょうどいいかと想定されます。S男性としては、「この小生意気なオンナを、夜は俺様のテクでヒィヒィ言わせてやるぜ!」と、鼻息が荒くなるのでしょう。小生意気であればあるほど、ますます「ベッドの上ではヒィヒィ言わせてやるぜ!」モードが高まるはず。

小生意気なオンナを演じるには…

小生意気なオンナを演じるには、小生意気なオンナをお手本にするのが1番です。『ルパン三世』の峰不二子や『アンパンマン』のドキンちゃんや『クレヨンしんちゃん』のネネちゃんあたり、参考になるでしょう。

とは言え、相手はサディストですから、小生意気が過ぎると逆効果となります。その、さじ加減の難しさを上手いこと調整するには、「言葉遣いの丁寧さ」が必要になってくるでしょう。一般的にも、S男性に対しては「ご主人様」など敬語を使うイメージですよね。

例えばLINEでデートの待ち合わせを決める際……。「渋谷の支社から向かうのでハチ公前だと助かるかも」ではなく、「渋谷の支社から向かうのでハチ公前だとありがたいです」とか。LINEは敬語でも不自然にならないので、不自然にはならないでしょう。

直接の会話だと敬語がわざとらしく聞こえるかもしれませんね。敬語でなくとも、「何が食べたい?」に対し「肉!」ではなく「お肉」とか。意識して言葉遣いに気を付けることは、男女関係以外の仕事等にもプラスに作用するので一石二鳥です。

発言は小生意気、でも喋り方は丁寧な言葉遣い……これぞS男性をメロメロにする秘訣でしょう。そして夜、ベッドの上ではヒィヒィ言ってくださいませ。

Text/菊池美佳子