パートナーシップの再定義――役割分担から協力関係へ
パートナーと結婚生活を送るなかで、夫婦の役割分担について考えることも多くなります。
以前は「夫は仕事、妻は家庭」という性別役割分担意識が一般的でした。
しかし現代では共に仕事を持つ夫婦が多く、その役割分担の形も多様化しています。
特に40代女性は仕事でもキャリアを積んで活躍している女性が多く、家庭のことは自分だけではなく夫と分担したいと思う女性は多いでしょう。
パートナーとより良いパートナーシップを築くためには、夫婦各々が役割を分担するのではなく、お互いに協力関係を築くことが大切です。
炊事は妻、洗濯は夫など家事の分担を決めてしまうと、仕事が忙しいなどで役割を果たせなかった時に精神的な負担を覚えたり、相手への不満を抱いたりすることに繋がります。
お互いに仕事の繁忙期は仕事に専念し、余裕のある方が家事を行う、共に余裕がないときは業者などに外注するなど、きっちりと役割を決めずに協力し合う体制を築くと良いでしょう。
共働き時代の新しい結婚生活の在り方
現代では結婚後も双方が仕事を続ける共働き夫婦が増えています。
共働き世帯は世帯収入が増え、会社の倒産や業績悪化による収入の減少などの経済的なリスクを避けられるというメリットがあります。
しかしその分2人で過ごす時間が減ってしまい、日常的な会話ができずにコミュニケーションエラーが起こることもあるでしょう。
共働き時代でパートナーと自分らしく幸せな結婚生活を送るには、夫婦間のコミュニケーションを意識することが大切です。
日頃からお互いの仕事の状況や人間関係、日々の出来事や気持ちなどを共有し、お互いに把握できるようにしましょう。
休日や勤務時間の違いにより顔を合わせる時間がない場合は、メールやLINE、メモなどで共有する習慣をつけることをおすすめします。
共に過ごす時間が少なくてもお互いのことを理解し合えていれば、心理的な安心感を覚え、気持ちのすれ違いを防ぐことができます。
趣味や活動を共有することで深まる絆
夫婦間の絆を深めるためには、趣味や活動を共有することが非常に効果的です。
旅行や映画鑑賞、食べ歩きや家庭菜園など、夫婦で一緒に取り組める趣味はたくさんあります。同じ趣味を楽しむことで夫婦間の会話が増え、コミュニケーションが活発になるでしょう。
また共にひとつのことに取り組んでいるうちにパートナーの新たな一面を発見し、今まで知らなかった魅力に気づくことも期待できます。
さらに趣味や活動で同じ目標を立てれば、パートナーと目標のために力を合わせて取り組むことになり、より絆も深まります。
距離を保ちながら支え合う「別居婚」の可能性
新しい結婚生活のひとつとして、別居婚というあり方もあります。
別居婚とは婚姻関係にありながら、同居をせずに別の家で暮らすという夫婦生活の形です。
別居婚には様々な形があり、離れた場所に住んで休みが合う時に会うというスタイルや、同じマンションの別の部屋に住んで、夕食や休日は共に過ごすというスタイルもあります。
また週末婚とも呼ばれる、週末のみ一緒に過ごすというスタイルも、平日と休日のメリハリがつくとして人気です。
別居婚は「夫は仕事、妻は家事」という古い結婚観に縛られず、お互いの仕事やプライベートを尊重できるというメリットがあります。
お互いが独身に近い状態で程よく距離を保ちながらも、夫婦として精神的に支え合うことができるため、別居婚を選ぶ夫婦は近年増加しています。
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