結婚は大変だった

結婚をするときのことを思い返すと、かなり大変だったのを覚えています。

親同士の顔合わせには気を遣いましたし、披露宴・結婚式の準備にも時間がかかりました。当日は当日で、来てくれた人に不快な思いをさせないように気が張っていたのを記憶しています。再婚でもするのでなければ、二度とやりたくありません。

その結婚以上に、病気や多忙や仕事上のミスや転職が大きなストレス源としてみなされているわけです。もちろん、病気でも仕事のミスでも程度はあるから、どんなものでも結婚以上かといえばそうではないでしょうけどね。

結婚をするタイミングで不必要にイライラしたり、パートナーと喧嘩をした人は多いんじゃないでしょうか。決め事もたくさんありますし。

転職や病気も結婚と同様にイライラしたり、喧嘩をしがちなイベントなのです。

喧嘩勃発の裏側にあるストレス源をお互いに取り除こう

そう考えると、夫婦ともに転職したてで、しかも多忙を極めていて、体調も崩しがち……こんな状況は、ストレスがマックスなわけですよね。夫婦生活がまともに機能するのか怪しいぐらいです。夫婦喧嘩が頻発するのは当たり前でしょう。

「転職したてで色々あるけど、私生活もきちんとする!」なんて精神論でどうにかできれば苦労はありません。それよりも、こんなときはお互いを労り、私生活で判断が必要なことを極力減らし、家事も可能な限りアウトソーシングするのが正解です。

ストレス源になるライフイベントが発生するのが事前に分かっていれば、家事は極力減らしましょう。できることなら家事代行サービスを利用するのもいいですね。恒常的に使うのにはお金もかかりますから、あくまで生活が基盤に乗るまでぐらいでしょうか。

マンションを購入するとか、大型家具を買うとか、特別なイベントをするとか、そういうのもできれば違うタイミングにしたほうがいい。ストレスフルなイベントに更にイベントをぶつけたら、上手く行かなくて当然です。

夫婦喧嘩がよく起きるということは、裏側に何かストレス源があるとも考えられます。夫婦での摺り合わせ方法が確立されていないのかもしれない。

ピンチはチャンスともいいますし、夫婦喧嘩が頻発するなら、落ち着いてお互いに何か抱えていないかを話してみる良い機会だと思います。

Text/斗比主閲子