恋人の前で見せる顔は、家族や友達に見せる顔とはまた違う。特別な、ふたりだけの時間。そんな蜜月だからこそ生まれる独特な文化があるかもしれない。
そんなカップルの独自文化を「カップルグセ」と名付けて、ふたりの生態に迫る連載が始まりました。聞き手はエロデューサーの佐伯ポインティ。
第一回目は「アゴ」で会話するカップルです!
ありがたいことに、Twitterでの募集から続々と集まり、計90件を超えた「カップルグセ」の応募。セックス中の独特の隠語から日常生活の細かいルールまで、さまざまなクセが寄せられる中、「全ての出来事を「アゴ」というキーワードで会話します」というかなり異質な投稿が。アゴネタのみで参戦しようとする気概に惚れ、記念すべき第一回に選ばせていただきました!
パンチのあるエピソードとは裏腹に、取材現場に訪れたAちゃん・Tくんカップルはとっても穏やかな雰囲気のおふたり。果たしてどんなエピソードが飛び出すのでしょうか……。
Aちゃん(29) Tくん(39)
きっかけは上司からのドラマチックな告白
- 佐伯ポインティ(以下、ポインティ)
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まずはふたりの馴れ初めから聞きたいな!
- Aちゃん
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出会いは職場ですね。私が新卒で入った会社の上司が彼だったんです。
- ポインティ
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上司だったんだ! そのオフィスラブはどうやって発生したの?
- Aちゃん
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いっしょに商談に行くことが多くて、その帰りにご飯を食べたり、行き帰りに共通の趣味で盛り上がったりして、次第に仲良くなっていった感じですね。でも彼は上司だから、好きになっちゃだめだ!と思っていました。
- ポインティ
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そこがオフィスラブの難しそうなとこだよね。告白はどっちから?
- Tくん
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僕ですね。ご飯を食べたあとの帰り、電車のホームで伝えました。
- Aちゃん
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突然、耳元で「好きになっちゃった」って囁かれたんです!
びっくりしてるうちに電車がきて、そのまま私だけ車内に押し込まれて扉が閉まって……ドラマかと思いました。その日は金曜だったから、月曜どんな顔して出社すればいいんだろう、って(笑)
- ポインティ
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ヤバ〜〜!!その返事はどうしたの?
- Aちゃん
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家に帰ったあとはまだパニックだったから、とにかく驚いた顔のスタンプを大量に送って。でも、その後ちゃんと「私も好きです」と伝えてお付き合いが始まりました。
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