SNSパトロールがやめられない。
少し前、友人Lちゃんが恥ずかしそうに告白してくれました。
遅ればせながらSNSアカウントを作った彼女は、過去の彼氏や友達の近況が気になるらしく…とはいえ恐ろしさも混じりながら、検索したい欲が抑えられないと話していました。
一番気になるのは大学時代の元彼といいますが、とにかく知りたいけど怖いと話すLちゃん。せっかくなのでお酒を飲みつつSNSパトロールを一緒にやってみましたが、意外と元彼の今を知るイベントって、いいこともあるような気がしました。
なぜ私たちはSNSパトロールをしたくなるのか
「私は元彼検索したい気持ちなんてありませんよ…」と冷静さを醸し出す筆者ではありますが、実は元彼にゴリゴリに執着するタイプで“した”。
SNSパトロールなんてものは既にしつくしており、彼のSNSアカウントを見つけるなんて朝飯前で、過去には所属会社に載っていたインタビューなどを見つけては、熱心に読んでいたこともありました。
とはいえ、今はそういった執着もだいぶ薄まり(というか調べ尽くして飽きた)、ふとした瞬間、街で“あの人”と再会したら自分はどんな気持ちになり、どんなリアクションを取るだろうか…と、今度は執着からファンタジーに移行しつつあるやべー奴です。
そんな筆者と元彼を探し始めたLちゃん。結果から言うと、気になっていたその元彼をSNSで見つけられず。しかし盛り上がった空気のまま、同級生を検索しては、「うわー」とか「おお!」とか、近況や思い出に驚いたり落ち込んだりしたのでした。ちゃんちゃん。
こうして他人の近況をツマミに酒を飲み交わしたわけですが、ふと、なぜ私たちは過去の恋人を検索したがるのかしら…という疑問がじわっと湧いてきます。もちろん他人のことは気になるものだし、思い出が多い相手ほど、自分の中に残っている感情も複雑です。
でも元彼の情報がハッピーだろうが普通だろうが、こちら側が喜ぶ情報が載っていないであろうことは分かっているのに、なぜか気になってしまう。そこには“未完了な何か”が潜んでいる気がしたのです。
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