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著者は『雇用の常識「本当に見えるウソ」』、『仕事をしたつもり』などの著書を持ち、漫画『エンゼルバンク』の“カリスマ転職代理人”海老沢康生のモデルになった海老原嗣生さん。
厚生労働省のデータよると、今からたった20数年前まで大企業には30歳以上の女性社員がほとんど存在しなかったそうです。会社の業績が苦しくなったときには非正規社員、結婚している女性社員が解雇され、そしてその次には「ある年齢を超えた未婚の女性」がターゲットになったといいます。
当時に比べて現在では、女性の働きやすい環境が整ってはきています。それでも、まだまだ出産、育児休暇から会社へ復帰するにはいろいろな壁がはだかっているようです。それについて男性たちはまだ気づいていない点があると著者は綴っています。
そんな現状を理解し、長く働き続けるためにはどうしたらよいのか。「雇用のカリスマ」と呼ばれる著者が伝授します。働く女性が知りたい、社会の仕組みが満載です。
書名:『女子のキャリア: 〈男社会〉のしくみ、教えます』
著者:海老原嗣生
発行:筑摩書房
価格:¥882(税込)
Text/Yuuko Ujiie