6月6日、アイドルユニットAKB48の第4回目の総選挙が行われました。前回1位だったメンバーの前田敦子が卒業宣言をしたこともあり、総選挙はいまだかつてない盛り上がりを見せ、その様子は生中継をされたほど。
若者からの圧倒的な支持を受け、今後も目が離せないAKB48ですが、実は2010年に、小説家で天台宗の尼僧である瀬戸内寂聴さんとの対談を行っています。
AKBと瀬戸内寂聴。なんとも意外な組み合わせです。特集内容は『十代のための説法』というもの。生徒役であるメンバー(前田敦子/大島優子/小嶋陽菜/板野友美/高橋みなみ/渡辺麻友/峯岸みなみ)の質問に先生役である寂聴が答える『人生の授業』や、AKBとの対話や少年少女を対象に開催した授業の内容を通して現代の若者に対してメッセージを送っています。
70歳以上の歳の差がある若い女性に対して寂聴が出す「人生、恋、愛、男女の関係」などについての答えは、10代でなくともこちらの心までしっかりと響いてきます。
『the寂聴』自体は第12号が最終号となり、現在は新しい号は発刊されていませんが、寂聴の特有の若さ、情熱のある言葉は、すべての女性たちに生きる上でのヒント、愛するヒントを与えてくれるはず。ぜひ、バックナンバーを手に取ってみてください。
書名:『the寂聴』第11号
責任編集: 瀬戸内寂聴
発行:角川学芸出版
価格:¥1,600(税込)
Text/Yuuko Ujiie