wedding reportでは、あるカップルの出逢いから結婚式までをご紹介!
これから彼と結婚を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。今回ご紹介するのは、AMブロガーでもある池賢淑(ジ ヒョンスク)さんの結婚式です。
現在は日本の広告会社でバリバリ働いていらっしゃいますが、生まれは韓国の彼女。
近頃注目を集めはじめている韓国の高級リゾート地・チェジュ島にて、同じ会社の後輩である雅也さんと式を挙げました♪
■お付き合いのきっかけ
「最初の出逢いは、会社の先輩後輩としてでした。 会社の同期に誘われて、明日からまた仕事だ~と思っていた、ちょっぴり憂鬱な日曜日の夜に、彼が座長を務める『アカサカワラカス』というお笑い劇団の公演を観に行ったんです。
あまりにも面白いプロ並みのパフォーマンスに衝撃を受けたのと、明日から仕事を頑張ろう! とさっきまでの憂鬱な気持ちが吹っ飛び、ハッピーな気持ちになったのを今でも鮮明に覚えています。
彼が何故、お笑い活動を始めたかにすごく興味が沸き、私から彼を食事に誘ったのが、二人で会うようになったきっかけです。
初めて食事をしたときから、価値観や考え方がすごく合って、一気に仲良くなり、食事をしてから約1ヵ月後に付き合うことになりました♥」
■プロポーズのエピソード
「東北地方太平洋沖地震があった2011年3月11日、この日は私の誕生日で初めて二人で食事をしたレストランに行く予定でしたが、そんな状況ではなかったので、近所で軽くご飯を食べました。
“人生の中で自分たちにとって一番、何が大切なのか?” そんな話を真剣にしながら家に歩いて帰宅する途中、彼から突然『結婚しよう』とプロポーズを受け、その場で結婚することを決めました」
■セレモニー
「結婚式は、韓国の済州島(チェジュド)で挙げました。
常にわくわくしていたい私たちは、あえて、東京でもソウルでもない場所で式を挙げたいねと相談していたんです。
そんな時期に、知人の夫婦(奥さんが韓国人&旦那さんが日本人)が済州島で結婚式を挙げたエピソードを話してくださり、一気にふたりとも惹かれました。フットワークの軽い彼と私は、すぐさま、済州島のハイアットリージェンシーチェジュで下見。
韓国の空気と広い海が見える白いチャペルの組み合わせが、異国な雰囲気を醸しだしていて、“果たしてここはどこなの?”という面白さを感じました。ふたりとも気に入り、迷わず済州島に決定!」
■ウェディングスタイル
「30代の女性らしく、大人っぽくウェディングドレスを着こなせたらと思っていたので、レースが一切施されていない、上質なシルクのドレスを選びました。 シンプルなデザインながらも、女性らしさは最大限に表現したかったので、ボディラインが美しく見えるAラインシルエットをチョイスしました。
さらに、ジュエリーは、存在感のある、フラワーデザインで華やかさを演出しました。
ヘアは、披露宴で着用した、韓国の伝統衣装“韓服(ハンボク)”にも合うクラシカルなアップスタイルでまとめました。
そうそう、ハンボクは、韓国に来てくださったみなさまに感謝の気持ちを込めて、誰もがハッピーになるような鮮やかなパープルを選択したんです♪
この想い皆さんに伝わっているといいな。
余談ですが、ニューバランス好きのなんぴょん(韓国語で旦那様の意味)がタキシードに真っ白の“ニューバランス”のスニーカーを合わせていたのがかっこよかったです」
■エンゲージリング&マリッジリング
「エンゲージリングはナシ! マリッジリングで十分です♥
旅好きのわたしたちは、婚約指輪を買うならその分、旅行に行って二人だけの一生の思い出を作ろうと決めました。
今から、旅行にいくのが楽しみです♪ マリッジリングは、素材にこだわって、ダイヤモンドに次ぐ硬さで永遠の輝きを持つという“タングステンリング”のリングにしました。
なんぴょんが一生懸命選んできてくれて本当に嬉しかったです。
デザイン的にも、シンプルだけど2つの色違いリングが絡まっているのが独特で、あまり他にはない面白いものを選ぶことができたなと思っています」
■ブーケ
「ブーケはピンクを基調としたかわいらしいローズでコンパクトにまとめてもらいました。
白もいれていただき、ウェディングドレスと相性抜群でうれしかったです。
それから、来てくれたみんなに明るい春を感じてもらえれば、という思いを込めました」
■エピソード
「遠い韓国まで皆さんに来ていただいたので、全員が楽しめる面白い式にしたかったんです。
まず式では、なんぴょんの同期二人にニセ牧師になりきってもらって、参列者を驚かせました(笑)。
そして披露宴では、二人のプロフィール映像にも結婚式に来てくれた方々と一緒に撮った写真を中心に流して、全員で懐かしい思い出を共有できるようにしました。
そして、ケーキカットの代わりには、なんとチェジュ島の名物である黒豚をカット!
その後皆さんにお配りしたのですが、とってもおいしいと喜んでもらえてよかったです。
また、なんぴょんが活動している『アカサカワラカス』のメンバーには、みんなが一緒に踊れるダンスを披露してもらいました。
盛り上がったあまり、お義父さんまでも前に出て踊っていました(笑)。
結果的に皆さんから、すごく面白かった、これこそエンターテイメントだ、などの感想をいただいたので、普通の披露宴とは少し違う『とにかくみんながエンジョイできる楽しい会』にしてよかったと思っています」
■AM編集部
「AM編集部のayaとmaririnもヒョンスクさんの結婚式に参加させていただいたのですが、お腹を抱えて笑うシーンあり、号泣するような感動のシーンあり、と本当に素晴らしい結婚式でした。
中でも感動的だったのが、式のクライマックスで、新郎の雅也さんが一生懸命に練習した韓国語を使って、彼女に愛のメッセージを伝える場面。 その前後の笑えるシーンとのギャップもあり、会場にいたほとんどの方が涙していたと思います。
ヒョンさん、これからも旦那様と幸せいっぱいの“エンターテイメント”な結婚生活をお送りください!」
池賢淑/ジ ヒョンスク
Text/AM編集部