「自分の話したいことを聞いてもらえない」いつも評価におびえる男性

基本的に話をするのが嫌いな人ってのはあまりいません。
男の多くも話をしたい人間ばかりです。じゃあ何で会話が止まるの?と言えば、理由は2つあります。
1つは、プレッシャー。もう1つは「自分の話したいことを聞いてもらえない」という理由です。

男はプライドの生き物なので「こんな事を言ったら馬鹿にされる」と、いつも女の評価におびえて生きています。
また、「こんな(難しい)事を話してもどうせわかんねえし」と、上から目線であきらめている事もあるのです。
これはかつて「あんたの言ってる事って意味分かんない」とか「理屈ばっかりで面白くないよね」とか、キツいやつを女子からくらった男に多い症例です。

自分の大好きな事を女の子にわかって欲しくて、必死に伝えたけど一蹴された経験は、多くの男が持っているものです。時に技術系の人には多い経験でしょう。

つまり、男達は「話したいことは沢山あるけど聞いてもらえない状態」なのです。

会話ができる男は、最初に女の子が満足するまで話を聞いてあげて、相手が「それで君はどう思う?」と聞いてくるまで自分の話をほとんどしません。
逆に会話できない(モテない星人)は、自分の話ばかりして相手の話を聞かないか、もしくは相手が聞いてくれるのをただ待っているのです。

「男に楽しく話をさせる方法」はものすごーーーーく簡単です。
否定せずに、相手の好きなものの話を聞いていくだけでいいのです。
何度か書きましたけど「彼が中学、高校時代にハマったものの話」が鉄板です。
彼が今まさにハマっているものがあればもっといいでしょう。
好きなミュージシャンに、サッカーだのバイクだの、漫画やアニメも鉄板です。
「1番ハマった漫画って何?」とか「お勧めの本ある?」とか「何回も観たい映画は?」とか聞いたら完璧です。
それについて知らなくても大丈夫です。必殺の上目遣いで「教えて」とか言えば勝利は確定です。
ついでに言うと、ただ関心するだけではなくて、疑問や反論を10%くらい入れると最高に盛り上がります。
「どう思った?」っていう質問も効きます。
「最初はどう思った?」「その時どう思った?」「今はどう思う?」とか、折々の感情を聞くことは、相手の心を開くものなんですよね。

そんなこんなで、楽しく話を聞いてあげたら「彼そのもの」が垣間見えてくるでしょう。
それで、もっと好きになったら続ければいいし、失望したら別れればいいんです。

「私の話も聞いて欲しい」ですか?
大丈夫です。ほとんどの男が、聞いて貰えたら聞いてくれるものです。それができないベイビーだったらそこでサヨナラでいいですよ。男も学びますからね。

Text/山田玲司