お金がないときおしゃれをする方法は
とにかく試着!
―お金がないときにおしゃれをするにはどうしたらいいのか、もしもお二人の経験で解決方法があったら教えてほしいです。
雨宮:私はそこはファストファッション推しです。
予算と、どういう雰囲気になりたいかというイメージを決めて、タイムトライアルみたいな感じで選んでみる。
普通にふらっとああいうお店に入っても、物量の多さに圧倒されてただ疲れて、ただ安いだけで使えないものを買っちゃったりするけど、はっきり「今日は女っぽい服を買う」とか「海に遊びに行く時の服を買う」とか、目的を決めておくと、アクセサリーまで統一感のあるものを選べたりするんですよね。
普段着ない服でも全部試着室に持っていって、片っ端から着て、「ぜんっぜん似合わない!」「この服どこから腕出すの!?」とか着たりするのも楽しい(笑)。
意外な服が似合ったりもするし、そこで失敗しない買いものができると、それが自信になると思う。
トミヤマ:しつこく接客されないところで、ガンガン試着するっていうのはポイントですよね。
やっぱり、店員さんとコミュニケーション取るのってちょっとハードル高いじゃないですか。
雨宮:ファストファッションの店って店員さんめっちゃ忙しいから、まったく構われないですよね。
あと、多種多様な服があるから「これを自分が着たらどうなるんだろう?」っていう実験がしやすいんですよ。
白いヘビ柄の型押しのワンピースとか、私は好きなんだけどどうなんだこれ、っていう服を試着してみると、白ヘビは似合わなかったとしても、襟ぐりがこういう形のは似合わないんだなとか、こういう形のワンピースは意外と似合うんだなとか、着てみると発見がある。
あの白ヘビ…似合えば欲しかったなぁ(笑)。
トミヤマ:試着を嫌がらないかどうかはでかいかもしれないですね。
誰もいない夜間のSEIYUの婦人服売り場とか楽しいですよ(笑)。
試着するだけして買わなくても何も言われないし。
雨宮:高い店って、「いかがですか~トントントン(ノック)」って来られるのがちょっとイヤですよね。
トミヤマ:ええ。そして本心かどうか分からない「お姉さん似合う~」という褒め言葉も苦手です(笑)。
雨宮:私は本当に似合わなかったら、「すみません、ちょっと似合わなかったので、着替えます」とか言っちゃいます。
平日の昼間のデパートとか、お客さん少ないから怖いんですよ(笑)。
自分1人に対して店員さんの数が多すぎるの。あの緊張感の中で、値札を服の中から取り出して見れない。
あれ、出しておいてほしくないですか? 高級な店ほど、ワンピースとか服に手を突っ込んで見ないといけなかったり。
どうやってもエレガントな仕草で値札を取り出すことって不可能じゃないですか。
あと、やっと見つけた! と思ったらブランドのタグで、値段書いてない違う紙だった! みたいなときありますね(笑)。
―ただの透明な紙だったりすると全然意味わかりませんよね(笑)。
トミヤマ:あの透明なやつね!とんだフェイクだよ!
雨宮:値段聞くの勇気いるんだよね。だから試着して試着室でこっそり値段を見ることもある。
トミヤマ:まずは個室に入って試着せよ!ですね。
雨宮:「欲しいな」と思っても、自分には似合わない服だと確認するために着ることもある。
「あ、全然良くない」っていうのを見れば、スッキリ諦められるから。無駄な買いものは減りますよね。
私、こないだバーベキューに誘われたんですけど、そういうカジュアルな服のことがあまりわからなくて、必死で試着しまくって。
からかい半分で「キャップかぶってこい!」って言われてたんですけど、amazonで検索しても、キャップってあんまり出てこないんですね。
トミヤマ:やっぱamazonなんですね!さすがネット依存を自称するだけのことはある!(笑)。
雨宮:見ても、普段知らないジャンルのものって、何がイケてるのかわからないんですよ(笑)。
だから、知らないジャンルって怖いですね。キャップ怖いわ…。
どうしたらいいの。ディーゼルとかでいいんですかね?
唯一知ってるカジュアルブランドなんだけど。
トミヤマ:アリじゃないですか?(笑)
雨宮:でも、こなれてる人はもっと違うの買ってそう…。
トミヤマ:フォーエバー21にもありそうですけど、アメリカンアパレルですかね。
でも、アメアパってかなりカジュアルですよ。
雨宮:この年にして、カジュアルを一から学び直すはめになるとは思ってなかったです。
「デニムに何か合わせとけばいいんでしょ?」とか思ってたけど、全然違ってた。
トミヤマ:じゃあ、今流行のノームコアとかどうですか?できそう?
雨宮:できなそう…(笑)。さりげないやつが一番できない。
あれでおしゃれに見えるってうらやましいんだけど、私が着るとただの地味な人になっちゃう。
何回もチャレンジはしているんですよ。でも試着すると、ただの貧乏な人みたいになるんですよね(笑)。
不向きなジャンルなんだなと思うけど、あきらめがつかなくてたまに試着してはガッカリしてます。