ほかのキャストも貢いだりしてました
しかし、なによりも衝撃的だったのは、あまちゃんを見ることをとても楽しみにしている!というあまちゃんフリークの人たちが、全然ちっとも栗原さんのことを気にもとめていなかったことです。
それを知った時の私の驚きがわかりますか。
うそでしょ……?あの、栗原さんを、気にもとめていない……?
実際、私が最初に「栗原さん」と名前をだしたところで、あまちゃんを見ている人の一体どれくらいの人が認識してくれたでしょうか。
こんな、こんな悲惨な栗原さんを、気にとめていないどころか、どうかするとストーリーの中のオチとして見られていたのです。
いやいやいや笑えねーーーーから!こちとら栗原さんの気持ち考えて朝から憂鬱ですよ!
仕上げたばかりの化粧が涙で台無しでしたよ!
でも世間はまったく気にもしないんだ……っていう現実が……死ぬほど突き刺さりました。
と、栗原さんに完全に感情移入して見ちゃってたけど、
ほかのキャストにも目を向けてみると主人公のアキちゃんは初恋の大好きだった先輩をこっそり美少女の友人にもっていかれて振られるし、その先輩はどうみても事あるごとに連絡してきて忘れることなんで出来そうもないし(東京編で再会してたんか切ったりしてたけど、普通忘れられないだろ初恋乙女心なめんなよクドカン)、
美保純は年下のイケメン(松田龍平)に車まであげたのに身分すら偽られてさっさと捨てられるし、どこをみても「その道はいつかきた道」の罠が仕掛けてあってまったく安心してみていられません。
東京編になって、登場人物もかなり変更したしそろそろ安心して見られるかな~と思ったら、主人公アキちゃんは、美少女の友人ゆいちゃんと比べられてどこにいっても「かわいくない方」扱い(あ~これこれ、学生のときはこういう区分けされるよね~うんうんうん(涙))。
これ本当に朝にぴったりですか……?
ブスをオチに使うのは本当正しいよ!
そんな脇道にそれたところを気にしてないで、もっとストーリーの中心を見ろよと言われればそれまでですし、こちらもできればそうしたいですが、このドラマにはそうさせてくれないところがありすぎて。
それで、気づいたんですよね。
クドカンって、ブスをオチに使いすぎじゃね?っていう……。
東京編は、始まってすぐオアシズ大久保さんがオチとして登場したし。
誰もそんなこといってねーだろという火のないところに、これは、どうかすると火と言えないこともないのではないか?というのを見つけて「火だー!ここに火があるぞー!」といいたくて仕方ないのはお局3秒前の悪い癖です。
でもやっぱ気になるよ。
だって『梅ちゃん先生』の時に、タンポポ白鳥が出演してた時はこんな扱い受けてなかった!
いや、わかっていますよ、そんなのきれいごとだし世間での認識というか扱いというか、そういうものはクドカン先生の方が正しい!
キョンキョンに振られたから大久保さんとかもうすごいリアリティ!
やっぱそういうの面白い上にオチとして使えるのは間違いないよね!
でも!朝からそれを突きつけられてそして出勤とかは嫌なんです!!(号泣)
じゃあ見るなよって言わないでください。
私にも見させてくださいこの後どうなるのかも気になってるんです。
『暦の上ではDecember』だって耳から離れないんです。
でもやっぱり朝見て憂鬱になっちゃうことあるから録画して夜みてます。
早く朝見れる人間性手に入れたい。
Text/山田コツボネ子
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