本物のサバサバ系とは違う
既婚者から狙われやすいって、押しに弱くて断れないタイプの女性がターゲットにされるイメージかもしれません……が! 確かに、そういったケースも存在しますが、押しに弱くて断れない女性は、刺激を求めている既婚者にとっては面白味に欠けるでしょう。
また、押しに弱くて断れない女性のほうが意外と、ある日突然メンヘラ化する危険性も秘めているので、迂闊には手を出せません。「貴方がグイグイ迫ってきたから、てっきり離婚の覚悟も出来ていると思っていたのに……!」ってやつですよ。
対して自称サバサバ女は、ノリが合って楽しけりゃ不倫でもノープロブレムという体を装っているので、既婚者にとっては都合が良いのでしょう。「私はサバサバ系だから、不倫とか気にしないのよ」ってやつですよ。なお、本物のサバサバ系であれば、「ノリが合って楽しくても、不倫は慰謝料請求のリスクがある」と、秒で切り捨てるはず。
自称サバサバ女は、「重たい女と思われること」を極端に恐れます。なので既婚者に対してどんどん気持ちが盛り上がってきたとしても、離婚云々など「重たい」「面倒」と思われるようなワードは、口が裂けても言いません。ハイ、これって既婚者側にとっては超・好都合ですよね。俺に沼っているけれども、決して離婚を求めて来ないって、不倫相手としてはベストですから。
既婚者たちに効く魔法の言葉
ここまで読んで、「実は私、本当は純愛希望なのにサバサバを装っているわ……」「だから既婚者ばかり寄って来るのか!」と自覚を持った皆様! 大丈夫ですよ、鋭い嗅覚で自称サバサバ女を嗅ぎ当てる既婚者たちを回避する魔法の言葉がございます。
「私ね、ものすごく面倒くさい女なの、だから1回でも関係もつと超絶しつこいけど大丈夫?」
これは、ミカコちゃんの女友達の中でも常に彼氏の途絶えない(もちろん独身の)C子が常日頃から駆使している言葉です。サバサバどころか、むしろ自分は面倒な女であると。それでも私が良いのかと、男性の親権度合いを試すには最適の言葉と言えるでしょう。「その火を飛び越して来い」ってニュアンスですよ。
いやー、それにしても妻子は守りつつ外でも遊びたいって、相田みつを風に言うならば「アレもコレもほしがるなよ」と言ってやりたいですね。愛人を持ちたいのなら、せめてマンションなり高級外車なり「いくらでも買ってやるぜ!」くらいの男気を見せてほしいものです。
Text/菊池美佳子
- 1
- 2