不慣れな自分をむしろ出す!

男性を自分からベッドへ誘うことに慣れていない女性が、いきなり峰不二子のようなお色気ムンムンで仕掛けようとしても、絶対に不自然さが出てしまいます。なので、お色気ムンムン路線は潔く諦めましょう。

ちょびっとでもお色気ムンムンを取り入れたいなら、服装や香りでの演出が無難かな。胸元が開いたトップスとか、トップス・ボトムスに限らずカラダのラインが出る系も有効でしょうし、あとは普段とは違う香りのシャンプーや香水も効果的です。ネイルも、あえて真っ赤にしてみるのもアリかもしれませんね。

さて、実際の誘い方ですが、男性を誘うことに不慣れな自分を、むしろ前面に押し出しましょう。イメージとしては頬を赤く染め、男性の袖を引っ張るような雰囲気感です。その雰囲気感のまま、「ものすごく恥ずかしいんだけど思いきって言うね」と前置きしましょう。この前置きのポイントは、恥ずかしい……つまり言いにくいことを先に伝えることで、男性側に「なになに? 言ってごらんよ」と興味を持たせることが目的です。

ここで必殺の一言!

男性側が、何を言われるのかと興味が高まったダイミングで、耳元に口を近付け「……セックスしたい」と囁きましょう。ポイントは「エッチ」ではなく「セックス」という、よりダイレクトな表現をすること。恥じらっているぶん、せめて単語くらいは大胆に発したいものです。

セックスしたい旨、言いにくかったであろうに勇気を振り絞って、恥ずかしいなりに誘ってきた……男性にとっては胸キュン・チンキュンポイントになること間違いなし! このシチュエーションで、「今日はそういう気分じゃないし」と断る男性はいないでしょう。なので、「断られるかもしれない」ってリスクはほぼ回避できます。

不慣れだからこそ、不慣れさを前面に出し、男性のエロテンションを触発し、サイコーに燃えるセックスができますよう祈っております。

Text/菊池美佳子