自分にふさわしいものを探すのではなく、等身大の自分を理解することから
根本には「自分が期待されているものと、現実のギャップを理解していないので、自分で自分のことが決められない」ということがあるようです。
だから「これでいいのだろうか」という不安に駆られて、どんどん恋人や仕事を変えてしまうけど、変わるたびにより自分にふさわしいものを選んでいるわけではないのよ。
むしろ逆に前のほうが良かった、なんてことも。
ところでチルチルミチルは、幸せの青い鳥を求めてあちこちを旅するのですが、オチはご存知かしら?
結局自分たちが探していた幸せの青い鳥は自分の家の鳥かごにいたというお話。
これと同じで、青い鳥症候群の方の理想というのは、自分の一番身近なところ、つまり等身大の自分を理解するところから得られると思うのよ。
自分にふさわしいか、などを追い求めていたら、いつまでたっても満足なんか得られないのよ。
そして、同じ環境で月日を重ねることでしか得られないもの、それを失うことになります。
「これでいいのか」なんて思っている間にも時間が過ぎていく、それはとってももったいないことよ。
だから、S.Aさんのような方は、一度恋愛を始めたら、その恋愛を維持できるように、徹底的に相手に向き合ってみる。
きっとそこでしか得られないものがいっぱいあるし、その努力が自分の魅力にもなると思うのよ。
だって、考えてもごらんなさい。いつも「この人でいいのかしら?」なんてふわふわとなんとなく恋人といる人ってあまり魅力的に見えないでしょ?
それは自分も相手も大事にしていない行為だと思うのよ。
参考になったかしら?
Text/Tomy
- 1
- 2