問題があったらとことん話し合う

自分が考えていること、思っていることをはっきり伝えなければ、相手にも伝わらない。だからこそ、しっかり伝えることが大切。
この見切りと、覚悟を携えたからこそ。
日本人男性ではなく、外国人の男性と結婚までできたと思っています。
そもそも相手は男性で、さらに外国人であることは、つねに意思の疎通に労力が必要です。

結婚するときに私と旦那さんの間で決めたのも
「問題があったらとことん話し合う」
ということでした。

だから、いつも話し合います。めんどくさいことが多いです。
でも、分かり合えないと思っていた相手と、ふと分かり合えるときがあるんです。
そんな時こそ、二人で生きている意味と幸せを感じます。

日本人カップルの友人と話をしていた時に
「え?そんな大事なことも話し合ってないの?」
とびっくりすることがありました。
それは、逆に日本人同士だから、結婚相手だから「分かってくれているはず」「感じ取ってくれているはず」という期待がそうさせているのだと思います。

よく離婚の理由は「価値観のずれ」や「すれ違い」だなんて言われますよね。
それは「分かり合えるはずだったのに、そうでなかった」という勝手なおごりの結果かもしれません。
もしくは、相手と分かり合おうと努力をできなくなった時なのでしょう。
日々おごらず、話し合い、お互いを知り、分かり合おうとする努力。
これができれば結婚を長続きできるはずです。
言うは易く行うは難し、なんですけどね。

Text/中村綾花