疎遠になっている男性から連絡が…

これはミカコちゃん自身の実体験なのですが、疎遠になっている男性からあるとき急に連絡が舞い込んできたことがあります。文面は確か、「元気?」「最近どうしている?」的な、差し障りない内容だったのですが、そんなことよりも! どこの誰だったか、全く思い出せないのです。トーク履歴自体残っていないってことは、「もう連絡を取り合うことはないだろう」と判断したのでしょうね、当時。

アイコンが顔写真であれば思い出す参考材料になったのでしょうが、どこぞの風景なので1ミリも役には立たず……。表示名も、アルファベットの小文字で確か「nao」だったか「hiro」だったか、わりかし多い名前のため、これまた思い出す材料にはならず……。

このように、悪気なく相手の記憶に残っていないパターンもあるので、まずは名乗るところから始めましょう。「ミカコですが、お久しぶりです」くらい謙虚で丁度良いと思いますよ。なんてったって疎遠になっていた間柄なのですから。

覚えていれば「覚えているよ、久しぶりだね」と返ってくるでしょう。万が一、相手が覚えておらず「どちらのミカコさんでしたっけ?」的な文面が返ってきたとしても、傷つく必要はありません。相手に悪気はなく、単に月日が流れ過ぎてしまっただけなのですから。「ペアーズで繋がって、新宿で何回か飲んだミカコだよー」など、相手男性にとってわかりやすい情報を与えれば思い出すでしょう。

覚えていようが覚えていまいが、コミュニケーションをとる前向きな意志があるからこそ、相手男性は返信してきたのです。その、「前向きな意志」を引き出すには、相手男性が返信しやすい短文がベスト! 

久しぶりにLINEするときの注意点

ただし短文であっても、王道の「元気?」「最近どうしている?」など相手の近況を尋ねるのは、場合によってはプレッシャーを与えることもあります。「イボ痔が悪化し元気とは言えない」「十月の人事異動で左遷された」など、近況が芳しくないこともあるでしょうから。

以上を踏まえ結論! 疎遠になっている男性へ送る文面は、開口一番で名乗りましょう。細かいことは、返信が届いてからってことで。

Text/菊池美佳子