発表!東京のおひとりさま女性が選ぶ「好きな街」
【集計データA】
1位 新宿三丁目
2位 渋谷、表参道
4位 中目黒、恵比寿、赤羽
7位 青山、銀座、東銀座、三軒茶屋、代官山、神楽坂、中野、西荻窪、上野
【集計データB】
1位 新宿エリア(新宿三丁目、新宿、西新宿、新大久保)
2位 青山・表参道エリア(表参道、青山、外苑前)
3位 中目黒、代官山、恵比寿エリア(中目黒、代官山、恵比寿)、渋谷エリア(渋谷、神泉、神山町、富ヶ谷)、銀座エリア(銀座、東銀座、丸の内、八重洲)
事前の想像以上に保守的な回答だったというのが正直なところ。もう少し、東京の東側(*4)に関心が移っているのではないか(*5)、下町への関心が高まっている?僕らが想像もしない街に人が集まっているのではないか、などと勝手な期待を裏切り、新宿、渋谷、恵比寿といった意外性のない定番タウンの名前が多く挙がってきた。ただし具体的な話まで分析を進めると、かつての渋谷、新宿とは、まったく違ったエリアが人気であることに気がつく。
(*4)東京の東側 :雑誌『BRUTUS』(マガジンハウス刊)2010年9月1日号は、「東京の、東へ。」特集。リーマンショックを背景に、「新しい東京の勢力図」として、台東区や墨田区の街の魅力を提示。また、2012年3月刊行の『東京右半分』(都築響一、筑摩書房)でも、クリエイティブなパワーバランスが東京の東側に移動し始めていることを、膨大なフィールドワークをもとに検証、記録している。
(*5)関心が移っている?:「東京の東側」の代表としてよく挙げられるのは、北千住、浅草、日暮里、三河島、人形町、神田、錦糸町、谷根千(谷中・根津・千駄木)など。このあたりはチェーン店でない個人経営が多く、取材時も人間味のある豊かな情報が集まります。一方で、ディープな地域でもあるのでアラサー女性にとってはまだ自分の“ホーム(居場所)”であるほど「好き」とは、おいそれと言えない感覚があるのかもしれません。現時点ではまだ、片思い的な街との関わりという感じでしょうか。