すみません、婚活は本業ではないので、意識が遠のきがちです。
前回ご紹介した、20代霞が関官僚の方。せっかくおばばに紹介してもらった女性には「つまんない」と酷評。
で、その彼、40年前でまだ40歳前後(推定)のおばばに、「デートの相手をしてもらえませんか?」と申し入れたそうだ。
おばば(当時)は、優しくOKを出した。
「で、どこ行くの?」と聞いても、彼は行先の当てもなく、一緒に新橋の烏森近辺を彷徨う。
雑居ビルの二階にある昔ながらの(当たり前か)喫茶店に入る。
彼は、黙って座っている。おばば(当時)、たまらず「何を頼むの?」とメニューをもらって助け舟。
彼は質問する。「やっぱ、デートって、いろいろ気を遣わないといけないものなんですか?」
「そりゃそーよ」と、おばば(当時)。「メニューを取って、開いて見せるとか、何が好きか聞くとか、いろいろあるでしょ」。
彼「うーーん」とうなって、硬直・・・
と、一事が万事、こんな具合だったそうだ。まあ、こんな彼と会った女性が「つまんない」と言ったのも理解はできる。
で、その彼は、間もなくベルギー赴任が決まる。早々にお相手が見つかって、新婚で欧州の任地に飛び立ったそうだ。40年後の今は、本省にいて幹部になっている(もう天下ったのかな?)。
まあ、官僚と結婚することがどうかといった些末な議論はさておき、重要なのは、デートが苦手だろうが、会話ができなかろうが、大事なのは、磨けば光る原石なのかどうかの見極め。
磨きあがった完成品を求めたってダメです。原石を探してください。
さらに言えば、定義により原石であるがゆえに、原石は見つかりにくい。見方を変えれば、身の回りにたくさん転がってるかもしれないですよ。
ではまた。
Last updated 2012年04月19日 23時58分57秒