猛烈にいい女ぶると「将来ある男」を遠ざける?アメリカの高校生に憧れてしまった話

舘そらみ 恋愛黒歴史 ビバリーヒルズ青春白書 いい女 Don LaVange

幼いときに憧れちまったものは、いつまで経ってもビビットだ。
小学生の時に、たまたまテレビで見てしまった『ビバリーヒルズ高校白書』
ロサンゼルスのお金持ち学校に越してきた双子とその友人たちのすったもんだの学校生活を描いた、もういかにもアメリカンな、いかにも90年代な、調子に乗りまくったお話なのだ。

それを見て、私は思った。「あ、私もこういう高校生活を送るんだ」と。

眉毛に傷があるサーファー野郎に猛烈に愛されて、友達はみんな金持ちで高級車乗り回して、週末はメキシコに行って、妊娠騒動に巻き込まれて、エイズ撲滅キャンペーンとか大々的にやって、ドレス着てパーティに繰り出して、家出して同棲してアル中の会とか、行くんだと思ってた。
海辺でビキニ着て、波に打たれながらキスしまくるんだと思ってた(今から思うと、あんなところでキスするのは大変だ)。

でも、そんなんやってこなかったー!

まずサーファー野郎は校内に居なかったし、週末に車で行くような隣国が日本には無かったわ。そもそも誰も車持ってなかったし。18歳からしか車乗れないし、日本。
ドレス着てパーティなんて夢のまた夢で、カラオケボックスでコスプレしてコンビニで大量に買い込んだものを飲み食いするので精いっぱい。
ちっともビバリーヒルズじゃなーーーーい!(楽しかったけど)
「あ、私もこういう高校生活送るんだ」は、叶わなかった。