倉田さんの大恋愛
倉田:めったに、メールくれない方がすき。
犬山:私は耐えられない(笑)。
倉田:だって前の彼なんか、 3年付き合って、くれたメール 4通とかだよ。
犬山:え、 4通!年1回とかじゃないですか(笑)。
倉田:電話だってかかってきたの 10回はないよ。
犬山:じゃあ、自分から会う日にちを連絡するみたいな感じですか?
倉田:いやいや偶然みたいにして会うんですよ。
犬山&AM編集部:えぇ!(笑)
倉田:仕事とかで偶然会ったときに「次はいつ会えるかな」みたいな感じのことを何となく聞いて、そこで待ってるの。
それで「よかった、今月会えた」って、もう奇跡みたいな感じ。
犬山:なんか純文学の恋愛みたい。
―うらやましいです。
倉田:でも、死ぬほどきつかったですけどね。
その人に気持ちがいきすぎて、恨みたくなるのよ。
「こんなに会わないなんて」って。
だから、男の毒は男で出すしかなくて、そんとき一番合コンとか行っていましたよ。
次に会ったときに「やあ」みたいに、何の毒気もなくスッと会えるようにね。そんな風だったな。
―でも、倉田さんにとってダメ男ではないんですよね?
倉田:ない(笑)。中村うさぎとかには、「向こうは絶対本気じゃない」って言われたね。
それで「でも彼は本気なんです」って言ったけど、「自分だけそう思っているだけでしょ」って。
でも、本当にそうじゃなくて、そういう付き合い方しかできない人だったし、それに付き合える女も私だけだったのよ。まぁ彼はモテたけどね。
―すごいですね。そこまで惚れたらダメ男とか何だったんだってレベルになりますね(笑)。
犬山:これが人から見たら最悪でも、本人にとっては最悪じゃないケースですよね。