クソバイス男にウソ日記男!SNSにいる新ダメ男を発見/倉田真由美×犬山紙子対談(1)

 AM編集部が送る、特集インタビュー!
今月は『だめんず・うぉ~か~』著者の倉田真由美さん、『高学歴男はなぜモテないのか』を出版された、犬山紙子さんのお二人に11月特集「ダメ男」についてお聞きしました。

ダメ男ってどういう人?

くらたま 倉田真由美 犬山紙子 inuningen だめんずうぉ~か~ 高学歴男はなぜモテないのか ダメ男 インタビュー 左から、犬山紙子さん、倉田真由美さん

犬山紙子さん(以下、敬称略):一概にダメ男の定義って難しいものですよね。
共通してダメっていうのは、暴力とか借金なんだろうけど。マザコンでも全然大丈夫っていう人もいるだろうし。

くらたま 倉田真由美 犬山紙子 inuningen だめんずうぉ~か~ 高学歴男はなぜモテないのか ダメ男 インタビュー 『だめんず・うぉ~か~』 著・倉田真由美 扶桑社

倉田真由美さん:(以下、敬称略)あと、ダメの優先順位ってのもあるよね。
『だめんず・うぉ~か~』の連載やっていたときに、「私殴られるほうがお金がないよりもましです。怪我は治るけど、お金がないのは治らないじゃないですか」っていう人もいたよ。
「エリートだったら殴ってもいいわ」ぐらいの人もいるし、人によって違うんだよね。

犬山:すごい持論!!(笑)。
本人が自分の身体よりも安定した生活を求めていたら、そうかもしれないですね。

倉田:自分がどんなポジションが好きかっていうのもあるよね。
犬山みたいに、「お前いい女捕まえたなー」って相手が羨ましがられているのが気持ちいいって言う人もいれば、「あんた本当にいい男捕まえたよねー」と自分が羨ましがられるパターンが気持ちいい人もいる。

犬山:本当にそうですね。ゲームでいうと、私はとことんレベルを 99まであげて敵を一発で仕留めるのに快感を覚えるタイプなんですけど、自分はレベルが低いまま強いボスに挑むのを楽しむタイプの人もいますもんね。
でも、みんなあんまりゲームしないから分かんないか…(笑)

―なんなく分かります(笑)。

倉田:私はどっちかと言うと、「いい男連れてるわね」って言われたいかも。

犬山:倉田さんは、イケメンと付き合っているイメージがあります。
マンガにも、倉田さんが大学時代に好きになった男性はイケメンだったって書いてありましたね。

倉田:いい男なんだよ~(笑)。
大手銀行にいったんだけど、すごい遊び人で、彼が結婚するときは銀行中の女が震撼したっていう話を聞いたくらい、モテ系の人でしたね。

犬山:私的にはそれは超「ダメ男」なんですよ。
遊び人って時点で価値が地に落ちるんです。
でも見る人が違えば、「遊べるだけ色気があっていい」ってなるんですよね。

倉田:本当に私とタイプ違うよね。
女同士って、タイプが近いとキツくなるから遠いほうがいいよね。
たまに、すごく似ている人がいるんだけど、同じ会社にいたら、絶対同じ人に惚れちゃうから困っちゃうんですよ。
それでいうと、私の女友達はオシャレな人が多いんです。私がダサいから。
持っている物とか服とかで、お互いが絶対ライバルにならないってのは気楽だよ。
女同士はどうしても競っちゃうところあるから。だからできればタイプが違う人と友達になるとダメ男にも気付きやすいよ。