最初は手取りの10%から貯金してみましょう!

花輪:ざっくりとした計算ですが、手取りの4分の1を貯めておけば、30年間で10年分の生活費になります。
もし年金が引き上げで70歳からになったとしても、当面は生活していけるので、手取りの4分の1貯金できればベストではあります。

 ただ、そうはいっているんですが、初心者の方はなかなか難しいので、最初は手取りの10%とか、できるところからやってその癖がついたら、金額を増やして、負荷をつけていくのをオススメしていますね。

 貯金方法に関しては、貯められない人であるほど、天引きで自動に積み立てていくものがいいですね。
会社の財形がある人は給与天引きにするのが一番取り崩しにくいです。

 会社の制度で確定拠出年金や財形貯蓄制度がある人は、そういった制度を使って貯めていく方がいいと思いますね。

―わかりました…。きちんと目安をつけて貯金すべしですね。

花輪:ちなみに、今お話したのはあくまでも、利率をまったく考えずに普通預金とかで貯めていく場合の目安です。
投資を行って、うまく運用して増やしていけるのであれば、もう少し元本は少なくてもいい可能性もあります。
すみません、最初に脅してしまって…!

―いえいえ、とんでもないです。目が覚めました。
周囲でも投資に興味を持つ子が増えてきたのですが、入り口としてはどんなものがありますか?

花輪:やっぱり投資の場合も小額で積み立てていく方法がおすすめなんですけれども、来年から年間100万円までなら非課税で運用できるNISA(ニーサ)という制度ができるんです。

 来年からは上場株式の利益に対して税金が20%かかるんですね。
ちなみに預金の利息からも税金は引かれています。

 NISAの非課税口座で購入した上場株式や株式投信の利益や配当金は毎年百万円(5年分で500万円)までだったら、税金はとられなくなるので、ぜひ使ってみてください。

【次回は洋服や美容費との付き合い方についてです! お楽しみに】

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