恋愛もセックスもポジティブに楽しんでいる愛され上手な女性…素敵ビッチ。ご無沙汰女子とは、正反対の彼女たち。
どんな風に恋をして、どんなセックスで男性を虜にしているのか、その秘訣を紐解いていきます。 3人目の素敵ビッチは、清楚なハーフ系美女のあんなさん。
ラブライフアドバイザーの私も尊敬している程のセックス・アスリートです。
本命の彼氏以外に、セックスパートナーは、常時4~5名。
既存のビッチのイメージを覆す、数々の男性のホンネをカラダで知り尽くした彼女の魅力に迫ります。
毎日が壮大な前戯
私は、ラブライフアドバイザーとして活動していますので、職業柄、起きている時のほとんどを「セックス」について、考えています。
今回ご紹介するあんなさんは、それを“ライフワーク”として取り組んでいます。
彼女の日常は、「よりよいセックスをするために」という考えに基づき営まれ、毎日が壮大な前戯のようです。
彼女がセックスを語りだすと、もはや“下ネタ”ではなく、難解な研究テーマに挑んでいる学者のようです。
そして、彼女とセックスをしている男性は、セフレというよりは、同じテーマに取り組む研究員。
あんなさんのセックスへの取り組みは、プロ意識を感じさせるので、私も一目置く存在です。
「出会ったその日に」はありえない! 素敵ビッチの新常識
あんなさんは、“ビッチ”のイメージを次々に覆してくれます。
「出会ったその日に、セックスをしたことは1回もないです」。
意外なその理由は、
「お酒を飲んだ後にセックスすると、感度が鈍るから。シラフの状態で、快感を味わいつくしたい」という徹底ぶり。「いいなと思った人には、帰り際にキスだけします。そうすれば、私とのセックスへの妄想が膨らみ、『次に会ったら、すぐにセックスしたい!』状態になるので、会ってすぐにホテルに直行できて、段取りが楽ちん」と笑顔で語ります。
「セックスを楽しみたい」という貪欲な姿勢に、感動すら覚えます。
男性をその気にさせる“下ネタ”活用法!
一般の女性にとって、男性との会話の中での“下ネタ”は、その人の経験値やセックス観、品格が丸わかりになってしまう危険なシロモノ。取り扱いには、注意が必要です。
「下ネタが趣味」なあんなさんは、男性との関係性によって、下ネタを使い分けているそう。
例えば、全く興味のない男性との場合。「私、顔がタイプじゃない人とはセックスしない」と、前置き。
「誰とでもセックスするわけじゃないですよ」、「あなたとは、ないですよ」と、バリアを張り、トークだけを純粋に楽しみます。
セックスしたいなと思う男性とのトークでは、
「セックスが上手いかどうかは、わからないけど、いろいろ研究するのは好き」
「ねえ、どんなセックスが好き?」
と含みをもたせた質問で、お互いの趣味嗜好のヒントを出し合って、フィーリングをチェックします。
フィーリングがマッチしたら、行動に移すだけ。
あんなさんは、まわりくどいことをせずに、スマートにベッドに移動する作法が身についているのです。ここでの好感度ポイントは、「上手かどうかはわからないけど」と、謙遜しているところ。
なまじ経験のある勘違いビッチほど、「手ほどきしてあげる」と上から目線で、自己中心的なテクニックを繰り広げ、男性をドン引きさせるので気をつけて。
「ビッチ」と「上品さ」の共存
あんなさんの魅力は、「昼は淑女、夜は娼婦」を地でいっているところ。
男性の理想の女性像を体現できる方は、そうそういません。
「計算ではなく、何回もセックスしている男性でも、セックスのはじまりは、恥ずかしくて、照れてしまう。でも、スイッチが入ると、豹変するんです」
「自分が、ガツガツノリノリにはならない。セックスの前後は、すぐにバスローブを着て肌は見せない。雑さがでるといけないと思うので」
という、あんなさん。
日本という風土でしょうか、恥じらいと湿り気を帯びているセックスが男性を魅了するようです。
あんなさんは、下ネタでも、ベッドの上でも、常にどこかに恥じらいと焦らしの“含み”をもたせています。この絶妙な“含み”に、男性が魅了されていくんです。
ステレオタイプなビッチから進化した“素敵ビッチ”は、さりげなく社会にとけこみ、自分と関係した男性を開眼させていくのです。
TEXT/OLIVIA
初出:2013.01.20