彼を虜にするキスの音
前回の【セックスのリクエストは耳掃除のときが一番!彼にしてほしいことを伝える至福のテクニック】 では、なかなか切り出しにくいセックスの話題をスムーズに伝える練習方法をお伝えしました。自分が勇気を出せば、彼も真摯に応えてくれると、気づいた方も多いのではないでしょうか? 今回は、興奮度を盛り上げる「音」と「声」の出し方をお伝えします。
男性本位のセックスを助長すると言われているAV。裏を返せば、男性が興奮する要素がふんだんに詰まったセックスファンタジーの集大成です。男性は、抜けない(興奮しない)シーンは、早送りしながらAVを観ますが、キスやフェラチオシーンは、早送りせずにじっくりと鑑賞する人が多いようです。
男性を興奮させる特徴のひとつは、キスやフェラチオシーンで、音や舌使いがおおげさに描かれていること。
筆者は、仕事でAV撮影のアシスタントをしたことがありますが、「マイクで音を拾いやすいように、大きめに音を出してね」と、撮影前に女優さんに注意を促します。
例えば、キスをする時の音。 じゃれあっている時のキスは、かわいらしく「チュッ、チュッ」と、投げキスのようにカジュアルに音を出します。ディープキスでは、口の中に唾液をためて、「じゅるじゅる…」と大げさに吸いこんでみましょう。彼の耳に届くように、派手めに出すのがポイント!
実際に音を出してみると、意外に難しいもの。何事も、鍛錬あるのみ。ひとりで練習することをおすすめします。大事なのは、自分で「かわいい音」「エロティックな音」を使い分けること! セックスのはじまりは、かわいらしく。高まってきたら、エロティックに。最後は、「お疲れさま」の労いの気持ちを「キスの音」で表現しましょう。 これは、そのままフェラチオにも活用できますよ。
エロティックな自分を開花させるあえぎ声
そして、AVにおける男性の興奮ポイントのふたつめは、女優さんのあえぎ声。
映像化した時に男性視聴者が興奮するように声もオーバーアクションです。恥ずかしいからと、声を殺したり、控え目にしているあなたは、そのリミッターを、ときには、外してしまいましょう!ただし、自然と出てくるあえぎ声は、一本調子で単調になってしまいがち。 漏れるような声、息を吸い込みながら出す声、大きく吐きながら出す声、獣のように出す声など、色んな声色を出してみましょう。
さらに、上級者を目指すあなたは、ベッドトークにもひと工夫を! AV女優さんのあえぎ声とベッドトークは、何パターンかに分類されます。 「あぁん…」思わずこぼれる快感系。「いや…」「ダメ」などストップ系。「もっと早く動いて」「もっと奥まで」などリクエスト系。「そこが感じるの…」「中ですごく硬くなってる…」など実況系。
これらを、その場の雰囲気と彼の好みに合わせて、カスタマイズしていくのです。 はじめは、慣れない表現に戸惑いがあるかもしれませんが、彼の喜ぶ様子を見れば、あなたもきっと嬉しくなるでしょう。 セックスは、愛情表現のアート。ベッドは、あなたの舞台です。
あなたにしか表現できないオリジナリティあふれる官能美を彼に見せつけましょう。
次回で、このLessonも最終章です。次回からは、「触覚」の磨き方をご紹介します。 スキンシップコミュニケーションの大切さや、より実践的な彼への愛撫の仕方もお伝えします。
毎週金曜日更新です。お楽しみに。
Text/OLIVIA